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診療方針

「最善・最良の治療」の提供

適切な診療、診断をおこない、本邦における最善で最良の治療を提供します。
 

チーム医療

スタッフ一同がチームとなり連携、情報共有をおこない、満足できる医療を提供します。
 

病診連携

眼科および他科の近隣医療施設と綿密な連携をおこない、神戸東部の中核眼科医療施設としての責務を全うします。必要性を判断したときには高次の医療施設に加療を依頼します。
 

おもな診療内容

白内障手術

「白内障」は、眼内のレンズ(水晶体)が混濁して視力が低下する眼疾患です。水晶体内部を吸引して、人工の眼内レンズに置き換える手術によって視力回復が可能です。当センターでは、毎年1,000件以上と阪神間でも白内障手術件数が多い眼科施設です。治療プランは片眼であれば一泊入院あるいは日帰り入院、両眼であれば5泊6日など、患者さんのニーズに答えることが可能です。眼内レンズには単焦点レンズ、乱視矯正レンズ、多焦点レンズ(保険適用外)などがあります。患者さんの生活スタイルと希望を踏まえて最良のレンズを選択します。
 

硝子体手術

網膜は、眼内で光を神経信号に変換し、脳に情報を伝える役割をもつ神経の膜です。当センターでは「増殖糖尿病網膜症」、「裂孔原性網膜剥」、「黄斑円孔」、「黄斑前膜」などの網膜硝子体疾患に対して多数の硝子体手術の実績があります。最新の検査機器と低侵襲の小切開硝子体手術による確実な診断と苦痛の少ない治療を目指しています。
 

抗血管内皮増殖因子剤治療

網膜中心部に病的血管が発生する「滲出型加齢黄斑変性」は近年増加をしており、本邦の失明原因の4位になっています。病的血管の増大を許すと治療困難な視力低下を引き起こします。先進国では抗血管内皮増殖因子剤の眼内投与による病的血管の成長抑制が標準治療となっています。また、抗血管内皮増殖因子剤治療は「糖尿病黄斑浮腫」や「網膜静脈閉塞症にともなう黄斑浮腫」による浮腫抑制の標準治療にもなっています。当センターでは感染予防などの安全性向上のため、手術室で当薬剤を投与しています。抗血管内皮増殖因子剤治療は長期かつ高額の医療になりますので予防的投与法の導入による投与回数の軽減やかかりつけ医との連携による患者さんの通院負担軽減などを模索しています。
 

緑内障治療

「緑内障」は、眼球から脳に神経信号を伝える視神経に障害をおこし、見える範囲(視野)が徐々に狭くなる疾患で本邦の失明原因の1位となっています。緑内障の完全治癒は困難ですが、眼内圧(眼圧)を下降させることによって進行を停止させることが可能です。当センターでは、自動視野計や視神経乳頭形状解析装置によって、緑内障の進行管理をおこない、適切な眼圧下降治療を行います。眼圧下降の第一選択は点眼治療ですが十分な下降が得られないときには手術療法が適応になります。リスクの低い低侵襲緑内障手術(MIGS)を取り入れています。
 

網膜光凝固術・後発白内障手術(レーザー手術)

「糖尿病網膜症」や「網膜静脈閉塞症」などの眼内の酸素不足の是正や、「黄斑浮腫」や「漿液性網膜剥離」の軽減、「網膜裂孔」の凝固などに網膜光凝固(レーザー)療法が適用になります。当センターのレーザー装置は低出力、短時間で凝固するため術中の疼痛が少ないことが特徴です。「黄斑浮腫」に対する閾値下凝固などの特殊な網膜光凝固も可能です。また、白内障術後にレンズを挿入したカプセルが混濁する「後発白内障」にもレーザー手術が適応になります。
 

弱視治療

視機能は、生後すぐから発達が始まり、学童期の終わり頃に正常な機能が完成します。この期間に発達のバランスを崩すと眼の位置異常である「斜視」や視力の低成長である「弱視」を引き起こします。当センターでは、専門知識と経験を有した視能訓練士と医師が視機能の発達のお手伝いをいたします。重度の斜視が合併しているときには専門病院と連携をとって治療にあたります。
 

 来院患者さんへのお願い

診療予約のお願い

当センターでは予約患者さんの診療が優先となっております。予約のない患者さんは非常に待ち時間が長くなりますので病状が急でなければ是非、初診予約あるいは再診予約をお取りください。なお、一部の医師の診察は他院からの紹介患者さんに限定させていただいていますのでご了承ください。

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診療時間について

ご予約いただいておりましてもその日の診療状況や疾患によっては診療時間が長くなります。予約時間はあくまで診療を開始する時刻の目安ですので当日のスケジュールに余裕をもってご来院ください。

 

公共機関でのご来院のお願い

病状によっては散瞳剤を用いた眼底検査が必要になります。散瞳剤の使用後は4時間ほど運転が困難になりますのでご自身の運転でのご来院は遠慮ください。