放射線科は、①画像診断(X線撮影・CT・MR・核医学など)、②IVR(Interventional Radiology;画像下治療)、③放射線治療の3部門で成り立っています。
画像診断
現代の医療では画像診断の役割は非常に大きく重要です。医療における画像診断機器は急速な進歩を遂げており、診療科や臓器別の専門を超えた横断的な知識が必要となっています。放射線科医はこの要請に応える専門科として、患者さんのCTやMRI等の大量の画像情報から病気の有無を判断し、病気があればどういう種類のものかを判断して、治療に必要な情報を患者さんや主治医の先生に提供します。
当院ではIVR専門医およびIVR学会所属の医師4名を含めたチーム医療に取り組み、患者さんにやさしく、生活の質を重視し、かつ治療効果の高い治療を提供しています。また兵庫医科大学 放射線科の前教授である廣田省三先生も非常勤医として外来・治療を行っております。
当院ではPET/CT検査が可能なPETセンターを開設しています。
PET核医学認定医・核医学専門医の資格を持つ経験豊富な放射線科医の下で、安全に検査を行い、質の高い診断レポートを作成しています。
※詳細についてはPETセンターの項目を参照ください。
また夜間・休日でも病院外のタブレット端末を用いて遠隔画像診断を行っています(SYNAPSE ZERO、富士フィルムメディカル®)。緊急の画像検査に対しても、放射線科の画像診断専門医が24時間365日対応し、病気の見落としを予防するなど質の高い医療を提供します。
その他、地域医療との連携についても力を入れて取り組んでいます。近隣の病院・クリニックから画像検査の依頼を受けて、病状に適した検査を選択・施行した上で、検査結果のレポートを迅速に提供しています。特にPET-CTについては東灘区を超えて広い範囲から依頼をお受けしています。
※画像検査のご依頼に関しましては甲南医療センター患者サポートセンターにご連絡ください。
IVR
診療方針
IVRとはアイ・ブイ・アールと発音し、インターベンショナル・ラジオロジー(Interventional Radiology)の略語です。日本語では「画像下治療」と訳されます。X線透視やCT、超音波などの画像診断機器を用いて、体内に細い管(カテーテル)や針を入れて病気を治す体の負担が少ない治療法です。
当院では兵庫医科大学 放射線科の前教授である廣田省三先生の下でチーム医療に取り組み、患者さんにやさしく、生活の質を重視し、かつ治療効果の高い治療を提供しています。
※詳細についてはIVRセンターの項目や下記の動画を参照ください。
IVR解説アニメーション
IVRセンター外来
IVRセンター外来については、下記の外来担当医表をご確認ください。
放射線治療
放射線治療は主にがんなどの悪性腫瘍に対して放射線を照射し、腫瘍の縮小・消失や症状の緩和を図る治療法です。苦痛も少なく、病気の種類によっては手術に負けない治療成績が得られる場合や、完治する場合もあり、現代の医療では重要な治療法の一つです。
当院ではポートアイランドの神戸低侵襲がん医療センターと提携しており、同センターの放射線治療科部長である馬屋原博先生が隔週に1度外来診療を行っています。
- 放射線治療の外来受診を希望される際は主治医へご相談ください。放射線治療外来については、下記の外来担当医表をご確認ください。
検査・治療
放射線科で行う検査や機器の詳細については、放射線部の項目を参照ください。
IVR(Interventional Radiology;画像下治療)の詳細については、IVRセンターの項目を参照ください。