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乳房再建について

乳がんは、がんのなかでも日本女性がかかる割合(罹患率)がトップであり、その罹患率は増加の一途をたどっています。生涯のうちに乳がんになる女性の割合は、現在は14人に1人 と言われております。また、年代別でみると、乳がんの罹患率は30歳台後半から増加し始め、40歳台後半から50歳台前半でピークになります。これは、乳がんが、女性の働き盛りを襲う疾患であることより、乳房再建も年々重視されるようになり、ご自身の組織を利用した再建(自家組織再建)はもちろん、人工物での再建も一部の材料は保険適応となり、再建方法の選択肢が増えてきました。

甲南医療センターでは乳腺外科および形成外科がそろっており、学会の施設認定も受けているため、一次、二次再建、自家組織、人工物いずれの再建方法も選択可能です。

  • 現在、本邦で保険適応となっていた人工物(アラガン社製シリコンブレストインプラント)が自主回収、販売停止となっており、人工物再建に関しては現在のところ見通しがたっておりません。詳しくはリンクをご参照ください。

日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会

 

太田母斑、異所性蒙古斑などのあざ

甲南医療センターでは新型のQスイッチアレキサンドライトレーザーを導入し、乳児期から積極的にレーザー治療を行っています。
小児の広範囲のあざには、麻酔科・小児科の協力のもと、全身麻酔下のレーザー治療が可能です。

 

乳児血管腫(いちご状血管腫)

小児科との連携のもとβ遮断薬の内服療法を行っております。

  • 当院では、赤あざ(単純性血管腫、乳児血管腫)治療のためのレーザー機器は設置しておりませんので、レーザー治療が望ましい場合は連携施設をご紹介します。

 

高気圧酸素治療装置の導入

創傷外科センターを併設するにあたり、高気圧酸素治療装置を導入いたしました。

高い気圧の中で高濃度の酸素を吸入する事で、通常より多くの酸素を血中に取り込むことができ、体の隅々まで酸素を届けることができます。治療は専用の治療着に着替えてタンクの中に90分程度寝て過ごしていただきます。治療中は透明のタンクをとおして、テレビを視聴することもできます。治療は患者さんの症状や疾患によって異なりますが1日1回の治療を複数回(10~30回程度)繰り返します。

高気圧酸素治療はさまざま疾患に適応されますが、虚血や感染に対して大変効果があり、形成外科では虚血や感染に伴う治りにくいキズの治療に活用します。