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採血について

中央採血処置室は一階に設置されており、臨床検査技師と看護師が協力して患者さんからの採血を行っています。中央採血処置室では、血液採取以外に、尿検体・喀痰検体などの検査物の受付を行っています。

  • 採血受付:平日(月~金曜日:土日・祝祭日、年末年始を除く)8:30~11:30
  • 喀痰、便、蓄尿などの検体物を持参された際は、スタッフまでお声かけください

採血時のお願い

  • 採血室では、病気や検査内容に関するご質問に対してお答えすることができません。
    主治医に相談していただくようにお願いします。
  • 採血時に本人確認のためお名前をフルネームでいただいております。ご協力をお願いします。
  • 採血終了後、再度採血をお願いすることがあります。
    ひとつは、採取した血液中の赤血球が壊れる『溶血』という状態です。採血管内で赤血球が壊れることにより赤血球内の成分が漏れ出し、検査項目によっては実際の値よりも高い結果が出てしまいます。
    もうひとつは、血液が固まってしまう『凝固』という状態です。血液は放置しておくと固まってしまうので、抗凝固剤が入った採血管を用いて固まらないよう(全血)にしています。全血を用いて行う検査では、採血管内で固まってしまうと、血球成分の一部が塊となり、実際の値よりも低い結果が出てしまいます。
    正しい検査結果で患者さんの状態を見ていただくために、ご協力をお願いいたします。

採血時のご注意

  • 基本的に朝食を摂らない空腹時採血になります。食事をされると検査結果に影響がある場合があります。詳しくは診察時に担当医にお問い合わせください。
  • 採血に不安な方、以前に採血時にご気分が悪くなった方はあらかじめお申し出ください。
  • アルコールやテープでかぶれた経験のある方は、採血時にお申し付けください。
  • 採血後は5分間程度しっかりと採血部位を押さえて止血してください。
  • 採血当日の入浴は差し支えありません。

当院で採用している共用基準範囲について

地域医療の連携構築には医療機関における検査データの統一が不可欠であり、臨床検査情報を正確かつ有効に利用するためには、その統一の判断基準となる基準範囲の共用化が必要です。
平成27年JCCLS(日本臨床検査標準協議会)が健常者の大規模調査データをもとに、日本全国の医療機関で共通して使用することが可能な『共用基準範囲』を公開しました。
「共用基準範囲」は、国内の多くの施設での採用が想定されており、採用施設ではどこで検査しても同じ評価基準で判定されることになります。

甲南会では、令和元年10月より「共用基準範囲」を採用しています。日本臨床検査技師会、日本医師会などの外部精度管理の評価を受け、正確さを継続的に確認し、共用基準範囲を適切に運用してまいります。

当院の基準範囲

大きな変更点

令和元年10月より、血算検査の白血球数、赤血球数、血小板数の報告単位桁数が変更となっています。

従来の報告桁数より、白血球は1/1000、赤血球は1/100、血小板は10倍の数値で報告されます。ご留意ください。

(例)
白血球数3000(/mL) → 3.0(103/mL)
赤血球数455(104/mL) → 4.55(106/mL)
血小板数25.5(104/mL) → 255(103/mL)

役職・スタッフ名 専門分野
学位・経歴
得意とする分野 学会専門医・認定医