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臨床工学技士について

  • 臨床工学技士とは、1987年5月に制定された「臨床工学技士法」に基づく医学と工学の両面を兼ね備えた医療国家資格です。医師指示の下に、生命維持管理装置の操作及び保守点検を行う事を業とし、医師や看護師、その他コメディカルと共に患者さまの治療をサポートしています。

臨床工学室の理念

  • 豊かな人間性と高い倫理観を持って、臨床工学の知識と技術を駆使し、医療の安全と質の向上に貢献する。

臨床工学室の基本方針

  1. 生命維持管理装置の専門技術者であることを十分認識し、最善の努力を払って業務を遂行する。
  2. チームの一員として他の医療職種と緊密に連携し、より円滑で効果的かつ全人的な医療を確保する。
  3. 治療に際し、患者さんの身体状況の把握と医療機器に関して必要とされる情報の収集に努める。
  4. 常に関連分野における研鑽に励み、専門的な知識と技術の向上に努める。

臨床工学室の業務内容・特色

  • ■血液浄化業務
  •  当院の血液浄化センターは透析ベット数36床、月・水・金曜日は午前と午後2クールの透析を行っています。患者さんにとって安全で快適な透析治療を心掛けており、合併症予防や愁訴の無い透析に力を入れています。コンソールは全台オンライン透析が可能で、透析通信システムも導入しており、業務の効率化を図っています。
    ■医療機器保守管理業務
  •  院内の医療機器の点検、修理、貸出し、トラブル対応などを行っており、医療機器が有効かつ安全に使用されるように努めています。また、医療機器管理ソフトを用いて点検や修理記録を管理し、オーバーホールや機器更新が円滑に行えるようにしています。
  • ■睡眠時無呼吸業務
  •  睡眠時無呼吸症候群の検査、CPAP導入や在宅サポートなどの業務も行っています。

医療安全への取り組み

医療機器の安全管理を担う専門職として勉強会の開催や、医療安全管理委員会、セーフティマネジメント委員会、医療ガス管理委員会などの各種委員会にも参加し、安全への提言と啓蒙活動を行っています。

 

チーム医療への貢献

臨床工学技士の業務は、医師、看護師、コメディカルと共に協力して行なう業務がほとんどです。複雑・高度化する医療機器が有効かつ安全に使用されるため、他職種とのコミュニケーションを大切にし、チームの一員として信頼される存在であるよう日々努力しています。

 

人材の育成と教育

組織が成長・発展するためには、人材の育成が必要不可欠です。専門的な知識や技術(テクニカルスキル)の教育のみならず、患者さんをはじめ他職種と連携し、チームとして業務を遂行する能力(ノンテクニカルスキル)の教育にも力を入れています。共に学び共に成長する組織を目指しています。

 

専門・認定資格の取得

専門性の確立とレベルアップのために、各種資格を取得しています。

・血液浄化専門臨床工学技士
・呼吸治療専門臨床工学技士
・認定医療機器管理臨床工学技士
・透析技術認定士
・呼吸療法認定士
・医療情報技師
・医療機器情報コミュニケータ
BLSヘルスケアプロバイダー
・防災士