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診療方針

当科ではあらゆる内科疾患に対する診断、治療を行っています。また少子高齢化に伴う疾病変化に柔軟に対応し、急性疾患から慢性疾患にいたるまで継続的に対応できる体制にしています。甲南医療センターとの密な連携により、地域に根差し、安心と信頼感のある医療をめざします。

主要な疾患

1.総合内科疾患

総合内科は、医療の専門細分化や多様化が進む中で、内科全般にわたる疾患のプライマリ・ケア(初期診断、治療)を行っています。どの専門内科に受診したらよいのかお分かりにならない患者さんや、風邪や軽症の気管支炎などの一般的な疾患に対応し、診察するのが総合内科です。
また当科で診断と治療が行えない疾患については、甲南医療センターと連携し、より適切な専門医療科に紹介いたします。さらに重症疾患や救急疾患については甲南医療センター救急部をはじめとする救急医療センターで応需し、密接に連携し速やかに対応いたします。

2.糖尿病・代謝内科疾患

生活習慣病の代表的な糖尿病、肥満症・メタボリック症候群等を中心に診療しています。また複数の診療科医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士等の多職種スタッフが協力し、チーム医療として血糖コントロール、合併症対策、患者教育指導に取り組んでおり、糖尿病のコントロール、教育入院についても随時受け入れています。
さらに、糖尿病性腎症に関しては腎臓内科医と協力し、早期の腎症から透析療法まで一貫して対応しています。

3.消化器内科疾患

消化管疾患(食道、胃、十二指腸、小腸、大腸)、胆膵疾患(胆嚢、胆管、膵臓)、肝臓疾患の消化器全般を対象として診療しています。潰瘍などの出血性病変、癌やポリープなどの腫瘍性疾患、胃炎や慢性肝炎、膵炎等の炎症性疾患の適切な診断と治療を行い、より高度な検査、治療が要する疾患や緊急性の要する出血性病変(吐血、下血)に対しては甲南医療センター消化器内科と速やかな連携で対応しています。

4.脳神経内科疾患

(1)脳卒中(脳梗塞、脳出血等)、(2)けいれん疾患(てんかん等)、(3)パーキンソン病などの神経変性疾患、(4)認知症(アルツハイマー病等)、(5)頭痛、(6)神経筋疾患(筋力低下や感覚障害)、(7)その他に振るえやジストニアなどの不随意運動やふらつき、歩行障害などに対応しています。問診と神経学的診察を中心にMRI等の画像診断、電気生理学検査等の検査をふまえて臨床診断を行い、治療方針を決定しています。

5.腎臓内科疾患

慢性腎臓病、腎硬化症、糖尿病性腎症等の慢性腎臓疾患を中心に診療し、腎不全の進展防止に取り組んでいます。透析療法については、生活指導、合併症予防、管理を含めて安全で質の高い透析治療を提供しています。従来は1交替制の透析ベッドでしたが月、水、金は2交替制とし、また送迎車も用意し透析患者さんのニーズにこたえるようにしています。

6.循環器内科疾患

心臓では心不全、虚血性心疾患、不整脈等の心臓疾患を広く対象とし、心臓や血管疾患の発症を少しでも減少させるべく生活指導を含めた治療と動脈硬化の早期診断と進展防止を図るため、高血圧をはじめ脂質異常症に対する診療も行っています。さらに急性期虚血性疾患に対する早期診断・治療に対しても甲南医療センター循環器内科との速やかな連携で対応しています。また、心臓リハビリテーションを開設し、心疾患の患者さんに運動、療養指導を行い、スムースな社会復帰と再発防止のお手伝いをしています。