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研修科について

2023年 1年次研修医

名 前:S.S研修医
研修科:消化器内科

 私は12月に1か月間消化器内科を研修させていただきました。私の研修業務の一日の流れを簡潔にお伝えしたいと思います。
午前中は病棟の患者さんの病態を把握して、発熱等のバイタルの異常や腹部症状の新規出現などがないか、回診を行い確認しています。
異常がありそうだなと感じた時は、上級医の先生に相談の下、腹部CTの撮像などを行い、さらに詳しく精査をおこなうこともあります。緊急性の有無を判断する過程で、臨床症状や血液検査の結果、腹部CTの所見が持つ意味等を深く学ぶことができました。
午後は基本的に内視鏡処置を見学させていただきました。EUS(超音波内視鏡検査)、ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)、ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)など幅広い処置を見学させていただきましたが、個人的には特にESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)が興味深く、粘膜下層の剥離という一見単純に見える処置の中に非常に様々な工夫が施されていることを学びました。
また、「内科会」という、自分が経験した症例を発表させていただく機会もありました。自分なりにまとめることで改めて知識が整理され、非常にいい経験が出来ました。

 

名 前:K.Y研修医
研修科:循環器内科

 私は10、11月に循環器内科で研修させていただきました。循環器内科の主な研修内容は、カテーテル治療・検査への参加・見学と病棟業務に大きく分かれます。カテーテル治療に補助として参加した際には、カテーテルの基本的な操作法や検査・治療の手順を学ぶことができました。特に救急外来で急性心筋梗塞と診断し、スピーディーにカテーテル検査室へと運び検査/治療を開始する流れを体験できたことは大きな収穫でした。また、病棟では多くの心不全・不整脈の患者様を自身の指導医が診ていたため、その治療に使われる薬剤の使用法・適応について学べるとともに、心電図や心エコーといった救急当直業務でも役立つスキルを身に着けることができました。
当院の循環器内科は設備、スタッフともに充実しておりますので、循環器内科専攻したいと考えている方は是非一度見学に来ていただければと思います。

 

名 前:Y.I研修医
研修科:脳神経内科

 私は10月に脳神経内科で研修させていただきました。毎朝のカンファレンスでは入院患者さんひとりひとりについての状態、診断、治療方針について話し合います。毎日患者さんのプレゼンテーションを行うことで自分自身の理解できているところとできていないところを明確にでき、またプレゼンテーションの練習にもなります。その後カルテ記載などの病棟業務や曜日によって神経伝導検査、部長回診での細かな神経診察などを行います。救急外来に脳梗塞の患者さんやその他神経疾患の患者さんが来た場合には、その初期対応から入院の計画、そして入院中の検査、加療、退院までの一連の流れをチームの一員として行い、学べることが数多くあります。
脳神経の分野は一番苦手意識があったのですが、脳神経内科で研修し、先生方に熱心にご指導していただくことで今では多少自信をもって患者さんに向き合うことができるようになりました。

 

名 前:H.B研修医
研修科:外科

 私は9、10月の2か月間、外科研修をさせていただきました。研修中、研修医が主に参加させていただくのは手術やカンファレンスです。
手術については、まず術野においての清潔操作や縫合処置を実践的に学ばせていただきました。これらの知識は、外科だけでなく様々な診療科で使うものなので、他科でも活かせるため、大変勉強になりました。また、研修医がファーストタッチを行う救急外来で実際に出会うことの多い、虫垂炎や胆嚢炎、イレウスなどの手術に助手として参加させていただくことで、診断から術式、術後の管理まで幅広く学ばせていただき、深い理解を得ることができました。
また、カンファレンスについては週2回の術前カンファレンスというものがあり、そこでは1週間の症例のなかで、上級医の先生に選んでいただいた症例について、研修医が発表します。発表の準備に際して、上級医の先生から流れや画像の読み方、発表の流れなどについて丁寧に指導いただきました。また、実際に発表を行うことで、今後医師としてたくさん経験するであろう症例発表に慣れることができました。

 

名 前:W.K研修医
研修科:救急科

 私は9月に救急科で研修させていただきました。研修開始前は、救急科は時間を急ぐのでじっくり症例に向き合う時間をとりづらいのではないかと思っていたのですが、実際は全くそのようなことなく、とても学びの多い一か月でした。

 まず研修医に1症例ずつ患者さんが割り当てられ、救急隊から得た情報に基づいて上の先生方と一緒に鑑別を考え、鑑別していくために何の検査をするのか、どう診察するのかを話します。実際患者さんが来てからは、バイタルサインを確認し、緊急度をはかった上で、話したことを実践し、診察、検査、考察を繰り返します。必要に応じて専門科の先生にご相談したり、入院の準備を進めて、入院の場合は各診療科に引き継ぎます。一通り終えた後は、一緒に診てくださった上級医の先生と症例や対応についてフィードバックいただき、自分でも参考書等で、学んだことを振り返り復習します。
このように救急科では一つ一つの症例に向き合い、上級医の先生方と学びを深められる環境で、充実した日々を過ごすことができます。興味がある方はぜひ一度見学に来て雰囲気を感じてみてください。

 

名 前:N.K研修医
研修科:産婦人科

 私は9月に1ヶ月間産婦人科で研修をさせて頂きました。産婦人科では手術見学や病棟診察が主な研修内容です。外科系のローテートが初めてだったこともあり、開腹の際の基本的な外科手技や、実際に腹腔鏡の操作について学ぶことができ、手術の面白さを肌で感じられました。また当院の産婦人科は毎日が手術日のため、同じ疾患でも様々な症例の手術を見ることで、術式についても学ぶ機会が多くありました。病棟診察では、産婦人科特有の診察手技から所見の取り方まで丁寧に指導してくださるので、はじめは恐る恐る行っていた診察も、少しずつではありますが落ち着いてできるようになったと感じています。優しい上級医の先生方のもと、一人一人に合わせた研修を行うことができるのが当院の産婦人科の魅力だと思います。興味のある学生の皆さんには、是非一度見学に来ていただければと思います。

 

名 前:M.O研修医
研修科:循環器内科

 2か月間循環器内科で研修をさせていただきました。循環器内科では、薬物治療のほかに、カテーテルでの検査・治療が大きな役割を担っています。研修医はカテーテル治療の際には補助として入らせていただき、間近でカテーテル治療を学ぶことができます。心電図や心エコーは、診断に直結する非常に大切な検査です。この2か月間で数多くの心電図を読み、心電図の基本から専門的な範囲まで学ぶことができました。心エコーは、経験を積むごとに、よりスムーズに正確に描出できるようになったと感じています。そのほか、心不全の治療について深く学ぶことができたのも大きな収穫だったと感じています。
循環器内科では、先生方の熱心な指導のもと、研修医が手技や病棟管理を積極的に行っています。循環器内科を専攻したいと考えている方、甲南医療センターに興味のある方、ぜひ一度見学にいらしてください。お待ちしております。

 

名 前:M.K研修医
研修科:腎臓内科

 私は8月に腎臓内科で研修させていただきました。内科の病棟業務のことや腎臓内科特異の手技など、多くを学べた1か月間でした。朝は担当患者さんの回診に行き、上級医の先生と一緒に、採血結果をみながら今後の輸液や薬をどうするかを一緒に考えます。先生方がどのように考えて病棟業務を行っているのかを学べるとても有意義な時間です。

 また、当院の腎臓内科ではシャント手術やPTAも自科で行っているのが特徴であり、手技のある日には清潔に入って補助をすることもできます。他にはカンファレンスや透析室の回診に参加したり、内科会で症例発表をしたりします。
このように当院の研修では、先生方から教えてもらう時間と自ら学ぶ時間のバランスのとれた研修を受けることができると感じています。皆さんも是非一度、見学に来て間近でその様子を見てみてください。

 

名 前:U.F研修医
研修科:放射線科

 私は6月に放射線科で研修させていただきました。はじめは、放射線科の先生方がどのような業務をされているのかを知るところから始まりました。放射線科では読影業務を行うイメージでしたが、もう一つの主な仕事がIVRです。IVRでの業務は、PICCやCVポートの留置、ガイド下ドレナージ、生検など多岐にわたりますが、研修医が主体的に行うのはPICCやCVポートの留置です。上級医の先生方に優しく指導をいただきながら、エコーのあて方、穿刺の仕方など他科の業務でも存分に活かせる手技を経験でき、研修の後半では指導医の下、自分で留置を行えるようになっていました。この経験から、手技に対しての自信が少し自分の中でついたように思います。

 また、読影についても、上級医の先生方に基本的なことから教えていただきながら、読影所見を書くことができました。そして、必ず研修医の読影所見には、上級医の先生方の2次読影のチェックが入るので、安心して読影することができました。
このように、放射線科では熱心な指導の下、積極的に手技や読影を経験することができました。ぜひ皆さんも、当院の研修で様々なことを主体的に経験できるので、一度見学に来ていただければと思います。

 

名 前:K.K研修医
研修科:呼吸器内科

 私は6月の1ヶ月間呼吸器内科で研修させていただきました。朝はまずカンファレンスで入院患者さんひとりひとりについて今の状況や治療方針をディスカッションし、その後回診に行きます。カンファレンスでは毎日担当患者さんの状態について簡潔にプレゼンテーションをする練習になり、回診では上級医の先生方が患者さんにどのように接していらっしゃるかを間近で拝見できるため、とても勉強になりました。その後はカルテ記載などの病棟業務、救急外来から来られた患者さんの対応、気管支鏡検査の見学などがあります。また、化学療法開始前のルート留置や胸腔穿刺などの手技も経験させていただきました。

 4、5月は何もかもが不慣れでとにかく業務に慣れることで精一杯でしたが、上級医の先生方のご指導や同期の支えもあり、6月からはようやく地に足をつけて勉強しつつ研修ができる状況になってきました。日々先生方のカルテを参考にしながら自分なりにカルテを書いたり、気になったことを調べたりするだけでもとても勉強になりましたし、学年の近い先生方もいらっしゃるのでわからないことがあれば気軽に質問することができました。
このように呼吸器内科を含め当院はしっかりとした研修を受けられる環境だと思います。当院での研修を考えてくださっている学生の皆さんには、ぜひ見学に来て当院の魅力を感じていただければと思います。

 

名 前:K.Y研修医
研修科:消化器内科

 4、5月に消化器内科で研修を行った感想を書きたいと思います。まず4月は医師として社会人1年目として右も左もわからない状態でしたが、指導医の先生方や2年目の研修医の先生方、教育研修センターの方々が熱心に指導してくださり徐々に研修医の仕事に慣れていきました。消化器内科の研修では実際に検査や処置に入り、指導医の先生とともに一人の患者さんの治療に参加することが出来ました。また、症例発表の機会をいただき資料の作成やスライドのデザインなども勉強することが出来ました。将来必要なプレゼンテーション能力も身につけることが出来ました。

 わからないことばかりで、時には悩むこともありますが、14人いる同期と励ましあいながら楽しく充実した研修を行うことが出来ています。指導医の先生方は皆さん優しく熱心に指導してくださり、研修を行う環境としてとても良い病院だと感じています。学生のみなさんは是非、当院の見学やweb説明会に参加していただき少しでも甲南医療センターの魅力が伝われば幸いです。

 

名 前:K.S研修医
研修科:糖尿病・内分泌・総合内科

 皆さんこんにちは、4月から糖尿病・内分泌・総合内科で研修させていただいております。最初は本当に何もわからないところからスタートしましたが、どの先生方もどんな初歩的な質問や疑問にも丁寧に答えてくださり、大変学びやすい環境です。糖尿病入院では、新患カンファの発表はもちろん、入院患者さんへの問診、内科診察、神経診察などは研修医の仕事です。日々の回診を研修医1人で行うことも多く、実践的に学ぶ場が多いです。

 また、1年目の初期から患者さんの大まかな治療方針のディスカッションに参加することも可能です。手技は多くありませんが、あれば基本研修医が行いますし、慣れてくれば4月からでも一人で手技を行うこともあります。実践的な学びの場と、質問しやすい環境で非常に研修としていい環境だと思います。

将来甲南医療センターでの研修が決まれば、皆さんもぜひ受け身にならず、積極的に参加し動くことで早いうちから様々なことを経験し学んでください。

 

名 前:T.Y研修医
研修科:救急科

 こんにちは。私からは4、5月の2か月間の救急科での研修についてお伝えしたいと思います。救急外来は、一刻を争うような場面も多く大変そうだというイメージを持つ方は多いと思います。私自身も初めは大きなプレッシャーを感じていましたが、当院の救急外来で働く方々がとても温かく支えてしてくださり、安心して研修を行うことができました。当院は断らない救急を理念として掲げており、非常に様々な患者さんの診療にあたります。その中で研修医は、担当する患者さんの到着から検査・診断・初期治療の一連の流れを担当します。救急には2名の上級医の先生がおられ、心強いサポートのもと、自分で考え行動しながら成長する機会を与えてくださいます。また一緒に診療にあたった各診療科の先生方からフィードバックをいただけることも多く、日を重ねるごとに自身の成長を感じさせてくれる環境でした。
皆さんも、見学等で実際に当院の救急外来を見に来て、雰囲気を感じていただければなと思います。お会いできる機会を楽しみにしております。

 

名 前:T.O研修医
研修科:外科

 私は4、5月に外科で研修をさせていただきました。社会人なりたてということもあり慣れないことも多くありましたが同期や先輩に支えられ良いスタートを切れたと感じています。
外科での研修は回診、カルテ記載、腹腔鏡手術や助手、カンファレンスでのプレゼンテーションなどが主な仕事となります。回診では担当患者さんの声をしっかりと聞き、検査結果などを参考に自分なりに対応を考えカルテを記載します。手術では腹腔鏡手術などのカメラ操作や縫合を担当します。ヘルニアから癌まで様々な症例の手術に入ることができます。手術は担当患者さんのものに入ることが多く、日ごろから経過を見ているためなぜこの手術をしているか理解した状態で参加できます。また上級医が説明を行いながら手術を行ってくれるため学びの多い時間であると感じています。さらにカンファレンスでは担当患者さんの理解を深めるとともに将来必要なプレゼン能力を磨くことができます。
このように外科では熱心な上級医のもとで一人一人のレベルにあった指導を受けることができます。今どの病院で研修を行うか悩んでいるとは思いますが、一度見学にきていただき当院の魅力を肌で感じてみてください。

 

2023年 2年次研修医

 

名 前:Y.S研修医
研修科:腫瘍・血液内科

 私は1年目では選択していなかった腫瘍血液内科を2年目で研修させていただきました。研修の1日の流れとしては、午前中に指導医の先生とカルテにて病棟の患者さんの検査結果やバイタルを確認し、回診に行きます。回診後、化学療法の流れや診断に至った経過、骨髄穿刺などの手技を教えていただきました。その後は、髄注や骨髄穿刺などの手技があればさせていただき、今度の点滴や内服薬、検査をオーダーしています。腫瘍血液内科というと様々な血液疾患があり学習しにくく身近ではない印象がありますが、指導医の先生がガイドラインや本を使って丁寧に教えてくださるため少しずつですが血液疾患さんについて理解が深まっているように感じます。
初期研修病院で血液腫瘍内科がある病院は多くなく、志望科にとどまらず広い分野を学ぶことができることが当院の魅力ではないかと思います。ぜひ一度見学に来てみて下さい。お会いできるのを楽しみにしております。

 

名 前:N.N研修医
研修科:小児科

 私は9月に小児科で一か月研修をさせていただきました。小児科では技術的な面だけでなく、人間的な面でも患者さんや家族との接し方が非常に重要であることを学びました。ローテートし始めてすぐに感じたのが、患者さんや家族との適切なコミュニケーションをとることの難しさです。小児科では、子供たちが不安や怖がっているときに彼らと接する方法が重要です。当院の小児科研修で行われる回診では、一人の上級医について一緒に回診することが多いのですが、その時には診察方法や治療法だけではなく、子供たちとの接し方についても指導していただきました。はじめは慣れないことも多かったですが、子供たちが不安を感じたときは話題を変えたり、彼らの好きなキャラクターについて話をすることで緊張を解くことができたと思います。
研修内容に関しては、朝は回診から始まり、日中は病棟管理や外来見学、小児救急を経験することができるバランスの取れた研修プログラムが組まれており、疾患も偏りなく、様々な症例を経験することができました。成長できる環境が整っています。当院の小児科研修では病棟・外来診療を主軸に様々な経験を積むことができるので、ぜひ見学に来て当院の魅力を感じていただければと思います。

 

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