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看護師

全員で病棟運営を行う

看護師の仕事

私は循環器、形成疾患の混合病棟で働いています。主に心筋梗塞後や狭心症、心不全、不整脈治療を必要とする患者さんや外科的治療が必要な患者さんが多く入院しています。その中で日々患者さんの全身状態を観察し、必要な看護を提供すると共に心臓疾患をもつ患者さんへの生活指導や心臓リハビリも行っています。
また、多職種の職員と連携し、退院に必要な情報の共有やゴールの設定を行い、チームが一丸となって退院支援を行っています。加えて、心臓リハビリ急変チームとして病棟の急変対応力向上を目指して研修会の開催や各種マニュアルの改訂などのチーム活動も行っています。

問題点に対してスタッフも意見を出し合い、全員で病棟運営を行う

先輩・後輩の上下関係はしっかりとありますが常に相談しやすい関係性があり、後輩でも先輩に意見が言えたり、一緒に患者さんの看護について話し合ったりと話しやすい雰囲気があります。
また、月1回グループリーダー・サブリーダーが集まり、病棟運営における問題点を持ち寄って対策を考える機会を設けています。管理職だけでなくスタッフの代表として各グループリーダーが参加することでよりスタッフレベルでの問題点を抽出することができ、その問題点に対する具体的な対策を考えることで病棟のモチベーションが上がり、病棟全体での病棟運営が行えています。

常に考え、発信することで意見や情報を取り入れやすい

PNS体制を採用、話しやすい関係性が構築できていることから常にペアで相談できる環境にあり、患者さんの目標や1日のスケジュールをペアで一緒に考えながら業務に取り組むことができます。
また、困難に感じている事例をカンファレンスにおいてスタッフ皆で考える機会も多く、いろいろな意見や情報を取り入れながら個別性のある看護の提供を行っています。
プライベートでの付き合いがあるスタッフ同士も多く、病棟はいつも明るく笑顔がいっぱいです。

昨日より今日、今日より明日。患者さんの状態を良くするために

循環器の知識を習得でき、それを踏まえて急性期の看護展開を行う場面も多くあります。患者さんの状態を昨日より少しでも退院に近づけるような看護を考えて実践し、それが患者さんの状態を良い方向に進めることができた時にやりがいを感じます。
また、根拠をもって生活指導を行ったり、循環器疾患を抱えた状態で退院していく患者さんの目標やゴールを一緒に設定し、そこに向けて必要な看護を考えることや急変チームとしての活動のために私自身がICLS研修に参加し、そこで得た技術や知識を病棟にフィードバックしていくことで病棟の急変対応力向上に繋がっていることもやりがいを感じています。

ペアの看護師と何度も話し合い、患者さんやご家族のためにできることは何かを考えた

末期心不全患者さんに対する看護展開の中で徐々に進行していく症状をどのように緩和していくことが必要か、どの段階で緩和医療の方針へ持っていくか、ご家族へはどのような看護を提供すればよいか悩んだ事例がありました。末期看護は苦手でしたが、病棟で何度もカンファレンスを開催すると共にペアの看護師とも話し合いを重ね、早期に主治医とご家族へ緩和移行の相談を行うことができました。
また、ご家族へは面会に来られるたびに状況を説明し、できるだけご家族の思いが表出される機会を作りました。その結果、患者さんが亡くなられた後もご家族から感謝の言葉を頂いたり、私自身の末期看護の考え方を構築する機会となりました。

新卒・採用希望の方へのメッセージ

当法人は急性期から退院支援まで幅広い病期を経験することができます。多職種の職員との連携も活発に行われており、とても働きやすい環境が整っています。ぜひ一緒に働きましょう。