言語聴覚士
高いレベルでの社会復帰を目指す
言語聴覚士の仕事
脳血管障害、頭部外傷、脳腫瘍、感染症、変性疾患、認知症、脱髄疾患、末梢神経障害、筋疾患、癲癇、廃用等で入院された患者さんに対し、失語症、高次脳機能障害、音声障害、構音障害の評価および訓練を行っています。
摂食・嚥下障害では必要に応じて耳鼻咽喉科による嚥下内視鏡検査や嚥下造影検査を実施し、形態的変化、運動障害、各期の関連評価の解析を行い、嚥下訓練法、代償法、食事形態の選択等を医師や他職種の職員と連携しながら問題点を話し合い、目標を設定することで適切な治療・訓練を行っています。
高いレベルで社会復帰をしていただけるように
リスク管理のもと、ICUからの早期介入を多職種の職員と連携して行い、治療することができます。リハビリスタッフは毎日行われるスタッフ間のミーティングや多職種の職員が参加して行われる月1回の診療科別カンファレンスを実施し、患者さんの状態・変化・問題点等の報告、依頼、意見交換を行い、より良いチームアプローチを患者さんに提供し、高いレベルで社会復帰が果たせるように取り組んでおります。
仕事とプライベートの両立
定時で退出できるよう、仕事の効率化・分散・助け合い等のマネージメントがしっかりと行われているので仕事が終わった後は、個々のプライベートを充実させることができます。職場では、新人・3年目・5年目・10年目・管理職と幅広い年齢層の経験者がおられるので、知識や技術の向上はもちろん、リハビリテーション部内でも困った時は、すぐに相談ができる環境となっています。
患者さんの回復がなによりのやりがい
一言も言葉を表出できなかった患者さんが訓練をするにしたがい挨拶や単語の表出が可能になった時、構音に拙劣さがあり意思を伝えることが困難であった患者さんが自身の言葉で意思疎通がとれるようになった時、唾液嚥下も不可であった患者さんが常食を食べるまで回復し退院された時等はやりがいを感じます。
忘れられないエピソード
腫瘍、COPD、肺炎、脊髄圧迫骨折、嚥下障害等たくさんの問題を抱えておられた患者さんに「私、明日お休みだから、また明後日きますね」と伝えると、呼吸苦のある中、「じゃ、今言っておくね。もうすぐさよならだと思うから。今までお世話になりました。ありがとうね」と笑顔で返答された。
2日後、休暇から帰院するとお亡くなりになっていたことが今でも忘れられないエピソードです。
新卒・採用希望の方へのメッセージ
たくさんの知識と技量を持つ先輩たちと共に一緒に勉強しながら働いてみませんか?