甲南医療センター 甲南医療センター

看護部長のあいさつGreeting from Nursing Manager

臨床での経験を大切に、一緒に学び、一緒に成長しましょう。

「人の手で接する最善の医療を追求し、実現します」という病院理念のもと、看護部は優しく温かな心を大切にして、患者さんやご家族に寄り添い、思いやりのある看護の提供を目指しています。神戸東部地区の地域医療を担う基幹病院として、高度急性期医療に対応できる看護専門職の育成にも力を注いでいます。看護職員が心身ともに健やかに、いきいきと働ける職場環境づくりに取り組み、継続的に改善に努めます。

創設100年を迎える甲南医療センターで、私たちとともに歴史のバトンをつなぎ、次の世代へと歩みを進めていきましょう。

看護部長 山原 敦子

看護部の目標Goal of Nursing Department

優しい心・深い知識・確かな技術をもって
信頼される看護を全ての人に・・・

1.安全で質の高い看護の提供

2.人材育成と自己啓発・自己研鑽の推進

3.積極的な病院経営への参画

4.看護師の定着の促進

5.接遇力の向上

病院の特色Characteristic of Hospital

2019年10月から高度急性期から急性期を担う地域の基幹病院として生まれ変わりました。
産科・小児科・緩和ケア病棟も持ち、あらゆる健康段階の方に医療を提供していきます。

救急

救急

救急部門は、神戸東部地域の基幹病院として、「断らない救急」を理念に、24時間365日稼動しています。スタッフ全員が、急性期の最前線で「命を救う看護師になりたい」と努めています。

ICU

ICU

甲南医療センターには、8床のICUがあります。ICUでは生命の危機的状態に対して専門性の高い看護ケアを提供しています。ICUでもPNSがおこなわれているので新人も先輩の指導を受け日々患者さんに向き合っています。

手術室

手術室

年間約5,000件の手術を10室の手術室でおこなっています。救急外来やICUと連携して24時間患者さんの命を守っています。

急性期病棟

ICU以外全病棟

一般病棟は、すべて「急性期一般入院料1」の急性期病棟です。産科、小児科を含む29の診療科が揃っています。がん看護、周手術期看護、臓器別に分かれた病棟で、看護の基礎から学べます。

甲南医療センターフロアマップFloor MAP

甲南医療センターフロアマップ

病院概要と看護体制Nursing System

病院概要
病床数:461床(一般 398床、緩和ケア病棟 22床、小児科病棟 25床、ICU 8床、HCU 8床)
看護体制
急性期一般病棟 7:1 ICU 2:1 HCU 4:1
勤務体制
日勤 8:30-17:15
夜勤 16:15-8:45
看護提供方式
PNS  + 固定チームナーシング

病棟・部署紹介Ward Introduction

  • 北7階病棟

    産婦人科 乳腺外科 歯科口腔外科

    7階病棟は産科・婦人科・乳腺外科の女性病棟です。産科は赤ちゃんとママのつながりを大切にし、妊娠期から産後まで継続して支援しています。婦人科・乳腺外科は、女性がんの増加に伴い、手術治療を中心としたがん看護を提供しています。患者さんの心に寄り添い、個別性のある看護の提供と、入院中から退院後も安心して生活できるように支援しています。助産師と看護師が協働し、女性のライフステージに寄り添いながら、健康と暮らしを支える看護を大切にしています。

  • 北6階病棟

    腫瘍・血液内科 放射線科

    6階病棟は無菌室を有する腫瘍血液内科を主科とした病棟です。がんと診断を受け治療を選択される方や化学療法を導入される方、治療内容を変更される方、がんに伴う症状緩和を希望されている方などがん治療を対象とする病棟です。患者さんやご家族との関わりを大切にしながら最善の医療の提供に努めています。がん化学療法認定看護師が看護師のスキルに合わせ丁寧に教育しています。『いつもあなたのそばに笑顔を』をモットーに、スタッフが気軽に相談できる職場です。

  • 西6階病棟

    循環器内科

    虚血性心疾患、不整脈、心不全、下肢動脈閉塞症等の患者さんが主に入院されています。心臓カテーテル検査や経皮的血管治療、アブレーション治療など専門的な治療に力を入れています。心臓リハビリテーションと集団指導や、心不全療養指導士を中心とした療養指導に取り組んでいます。集中ケア認定看護師の介入のもと、重症患者の看護実践、緩和ケアチームと連携しアドバンス・ケア・プランニングに取り組んでいます。若手看護師を中心に、多職種と絆を深め日々学んでいます。

  • 北5階病棟

    脳神経外科 脳神経内科 耳鼻科 泌尿器科

    5階病棟は、主に脳卒中・頭部外傷・神経疾患の患者さんが入院されます。脳神経疾患は急な発症が多いため、不安を抱えた患者さんやご家族が多くおられます。私たちはその不安に寄り添い、多職種によるチーム医療で機能障害を回復する「寝たきりゼロ」を目指し取り組んでいます。泌尿器・耳鼻科、歯科の手術を受けられる患者さんも入院され、周術期の看護も提供しています。医師、看護師等のスタッフのチームワークもよく、助け合いながらともに学んでいける病棟です。

  • 西5階病棟

    消化器内科

    西5階病棟は消化器内科の内視鏡検査や治療を受ける患者さんに加え、外科治療や緩和ケアに移行される患者さんが入院されています。患者さんが安心して治療を受けられるよう、多職種が連携した質の高い看護の提供を目指しています。多職種と協力して、高齢の患者さんやご家族の思いを尊重した退院調整をしています。子育て中の看護師から20代の若手看護師が活躍する活気ある病棟で、みんなで心温まる看護の提供を目指して頑張っています。

  • 南2階病棟

    消化器外科 形成外科 皮膚科 眼科

    2階病棟は消化管、肝胆膵などの手術を行う消化器外科と、形成外科、皮膚科、眼科の混合病棟です。手術前から手術後の患者さんに寄り添い看護することが、看護師一人ひとりのやりがいにつながっています。病棟では、学習会や日々の実践を通して専門的な知識を深め、看護の質向上に努めています。医師など多職種によるチームワークは良好で、活気にあふれています。スタッフ同士が声を掛け合い、互いを尊重しながら働いており、明るく笑顔で日々の看護に取り組んでいます。

  • 南1階病棟

    腎臓内科 救急科

    1階病棟は腎臓内科を主科としており、維持透析や透析導入前、腹膜透析の患者さんが入院されます。その他に、尿路感染症など慢性疾患の患者さんも多く入院されています。47床と病床数が多い病棟ですが、若い看護師たちのチームワークの力で、患者さん、ご家族が少しでも安心して過ごしていただけるよう丁寧な看護を提供しています。医師、看護師など多職種が協力して、患者さんとご家族がキラっと輝く笑顔で退院してもらえるようチームで頑張っています。

  • 東3階病棟

    小児科

    小児科を中心に耳鼻咽喉科、整形外科、歯科などの診療科において15歳未満の子どもさん対象の病棟です。子どもさんやご家族に寄り添い「看て、聴いて、触れて、支えはぐくむ看護の実践」を目指しています。病棟では、小児特有の看護技術やBLS等の勉強会を行い、成長発達に応じたケアが提供できる看護師の育成に力を入れています。小児二次救急に対応し、いつでも入院できる環境づくりにも努めています。子どもが大好きなスタッフが集まる、明るい雰囲気をもつ病棟です。

  • HCU

    ハイケアユニット

    HCUは人工呼吸器など呼吸管理が必要な患者さんや、 ICU退室直後の全身管理が必要な患者さんが入院されます。私たちの使命は、患者さんが安全に一般病棟へ移行できるよう支援することです。フィジカルアセスメントを通じて、日々変化する状態を的確に捉え、異常の早期発見に努めるだけでなく、退院後の生活を見据えた看護を提供しています。多職種と連携し、患者さんの回復を支え、患者さんが安心して次のステップへ進めるようサポートする「つなぐ看護」を実践しています。

  • 東1階病棟

    緩和ケア内科

    緩和ケア病棟は地域の医療機関と連携し、自宅療養が困難になったがん患者さんを24時間365日受け入れています。医師やMSW等の多職種とカンファレンスを重ね、患者さんの価値観に寄り添う看護を大切にしています。季節が感じられるような夏祭りやクリスマス会、誕生日会などのイベントで見られる患者さんやご家族の笑顔は、私たちのやりがいにつながっています。新人さんや緩和ケア未経験の方も認定看護師や医師に気軽に相談でき、お互いに助け合う笑顔あふれる病棟です。

  • 中6階病棟

    糖尿病・内分泌・総合内科 呼吸器内科 呼吸器外科

    6階病棟は、呼吸器内科、呼吸器外科の急性期から慢性期、そして緩和まで幅広い病状の患者さんに対して最善の医療を目指してチームで話し合い、丁寧なケアを提供しています。糖尿病の患者さんに対して糖尿病療養指導士を中心としたチームで個別性のある療養支援を行っています。明るいスタッフが多く、相談しやすい風通しの良い病棟です。長期休暇制やノー残業デイも実施しており、働く人のワークライフバランスに配慮した働きやすい職場づくりに取り組んでいます。

  • 中5階病棟

    整形外科

    中5階病棟は、あらゆる年齢層の患者さんが入院されます。病棟では、手術前後の疼痛や心身の苦痛の緩和に努めながら、多職種で患者さんの機能回復を支え、その人らしい暮らしに戻ることを目標に挙げ、チーム医療に取り組んでいます。
    20代の看護師が中心に活躍する病棟で、医師と良好な関係を築きながら、現場を支える中堅看護師が勉強会や現場教育をしています。明るく元気な雰囲気の中、新人看護師はもちろん、経験者の方も安心して働ける環境づくりを目指しています。

  • ICU

    集中治療室

    ICUは外科系・内科系を問わず重症度の高い患者さんが入院されます。多岐にわたる診療科に対応するために、病態の理解と関連知識の習得と経験の積み重ねから学習を深めています。毎朝、集中治療医と多職種とのカンファレンスで、回復に向けた方針を確認し、質の高い医療と看護ケアを提供しています。認定看護師をはじめ情熱ある先輩たちが支える体制のもと、『私たちの手で患者さんの日常を取り戻そう!』をスローガンに実践力の維持・向上に努めています。

  • 一般外来 化学療法室 内視鏡センター

    外来は26の外来診療と化学療法室、内視鏡センターの3部門を統括しています。20代から60代のプラチナナースまで幅広い世代の看護師が活躍しており、認定看護師や療養指導等の専門資格をもつ看護師も看護外来や化学療法室、内視鏡センターで専門性を発揮しています。患者中心の医療の提供に向けて、多職種との連携によるチーム力を大切にしています。外来は地域と病院の架け橋として“つなぐ看護”を大切に、日々頑張っています。

  • 救急外来

    救急外来・IVRセンターは「断らない救急」を目標に、常に受け入れ体制を整えています。救急外来は、救急医と看護師が連携し、緊急度や重症度を迅速に判断して治療に対応しています。IVRセンターは、医師や看護師、放射線技師、臨床工学技士など多職種が連携し、それぞれの専門性を発揮し、安全で質の高い医療の提供に努めています。緊急性が高く高度な検査や治療を行うため、迅速な対応を要求される部署ですが、私たちは常に患者に寄り添う心を忘れず看護を実践しています。

  • 血液浄化センター

    血液浄化センターはベッド数30床を有し、月から土曜日の血液透析に対応しています。センター内に腹膜透析外来・看護外来を併設し、慢性腎臓病の治療選択から維持透析まで継続した看護を提供しています。「私らしい生活をサポートします」を目標に、医師・看護師・臨床工学技士が連携し、質の高いチーム医療の実践を目指しています。夜勤がないため、ママさん看護師も働きやすい環境が整っており、新卒看護師から経験豊富なプラチナ看護師まで幅広い看護師が活躍しています。

  • 中央手術部

    手術室はBCRを含め10室あり14診療科が手術を行っています。24時間365日、緊急手術にも対応し、緊張感の絶えない現場ですが、明るく笑顔の絶えないアットホームな職場です。医師、看護師等による術後疼痛管理チームが、周術期の患者さんを支えています。麻酔科医師、外科系医師、看護師、臨床工学技士等の多職種と連携し、チーム一丸となって『ALL FOR ONE ~全ては患者のために!!~』をスローガンに安全・安心な手術医療の提供を目指しています。

  • 看護支援センターの概要

    エキスパートの看護を現場へ
    ~提供します 拡げます~

    医療が高度化・複雑化する中で、より専門的な知識・技術が看護職にも求められています。

    甲南会では、専門看護師、認定看護師による質の高い看護をどの施設にも提供できるように「看護支援センター」を設置しています。現在、専門看護師1名と16名の認定看護師、特定行為研修修了者2名が所属しています。

    施設の枠を超えて、それぞれの専門分野の特徴を活かし、教育や指導をおこない、甲南会で“エキスパートの看護”を現場に提供できるように活動しています。

退院前カンファレンスBefore discharge Conference

退院前カンファレンス
退院前に、患者さんの状態に応じて社会資源を有効に活用できるように、訪問看護師、ケアマネジャー等も参加し、医療の内容や生活上必要な事柄や、退院後のサービス内容について情報共有します。そして、入院医療から在宅医療へ引き継ぐことによって、安心、安全な療養生活ができるよう支援します。

さぁ、甲南会で看護を始めましょう!

看護は、「実践の科学」と言われています。
看護師は、臨床の場での実践という経験を積み重ね、科学的(学問的)に省察することで成長していきます。
甲南会では、様々な臨床経験を積む事ができます。
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