看護部長のあいさつGreeting from Nursing Manager
2019年10月、甲南病院と六甲アイランド甲南病院を統合・再編し新たな歴史の扉が開きました。東灘区の山手にある甲南医療センターと機能を分化し、六甲アイランド甲南病院は、外来診療と、主に回復期を担う198床の病院に生まれ変わりました。病棟は緊急入院に対応する一般病棟と、地域包括ケア病棟・回復期リハビリテーション病棟となります。
さあ、一緒に、地域包括ケアシステムの一翼を担い、スキルアップを目指していきませんか。
(認定看護管理者)
看護部の目標Goal of Nursing Department
あたたかく優しく思いやりのある看護をおこなう。
1.安全で質の高い看護を提供する。
2.人材育成と自己研鑽を促進する。
3.積極的に経営に貢献する。
4.労働環境改善・業務改善、教育体制の充実等によって看護師の定着を促進する。
病院の特色Characteristic of Hospital
地域医療構想の中で、回復期を担う病院になりました。
甲南医療センターの後方病院として、急性期を脱した患者さんが回復に向かうように支援する病院です。
地域包括ケア病棟、回復期リハビリテーション病棟を中心に、多職種でチーム医療を提供しています。
一般病棟
近隣の住民の方の入院を受け入れる急性期の病棟です。主に、内科、整形外科の患者さんを受け入れています。重症患者・手術が必要な患者さんは、甲南医療センターに転院します。
地域包括ケア病棟
病院の機能分化が進む中で、急性期病院の平均在院日数は10日前後と短縮しています。急性期病棟での治療は終わっても、在宅での生活を送るには、まだ継続した治療や機能回復が必要な患者さんがいます。地域包括ケア病棟では最長60日間の在院日数で、患者さん、家族が安心して在宅での生活が送れるように支援しています。
回復期リハビリテーション病棟
脳外、整形などの急性期を脱した患者さんを対象に専門職種がチームを組んで集中的なリハビリテーションを実施し、心身ともに回復した状態で在宅復帰していただくことを目的とした病棟です。
病院概要と看護体制Nursing System
- 病院概要
- 病床数:198床
(回復期リハビリテーション病棟 60床、地域包括ケア病棟 104床、急性期一般病棟 34床)
- 看護体制
- 急性期一般病棟 10:1
- 勤務体制
- 日勤 8:30-17:15
夜勤 16:15-8:45
- 専門外来
- 小児科(発達行動心理外来/神経外来/アレルギー外来/予防接種/乳児健診)、外科(乳腺外来/ストーマ外来)、禁煙外来
- 看護外来
- ストーマ外来、糖尿病透析予防指導外来、慢性腎臓病看護外来、糖尿病療養指導外来
- 外来診療部門
- 内科、循環器科、小児科、産婦人科、外科、整形外科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、泌尿器科、脳神経内科、神経科、形成外科、腎臓科、リハビリテーション科、麻酔科、血液浄化センター、健診センター(人間ドッグ)
病棟・部署紹介Ward Introduction
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地域包括ケア病棟
看護の特徴
地域包括ケア病棟では急性期治療を終了し、直ぐに在宅や施設へ移行するには不安のある患者さん、在宅・施設療養中から緊急入院した患者さんに対して、在宅復帰に向けて診療、看護、リハビリをおこなうことを目的とした病床です。入院期間は60日を限度とし、在宅復帰をスムーズにおこなうために主治医、看護師、リハビリスタッフ、MSW等が協力して、患者さんの状態及び在宅サービスを整え退院を調整しています。
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一般病棟
看護の特徴
六甲アイランド甲南病院内、唯一の一般病棟です。2週間の心臓リハビリテーションを教育的におこなったり、呼吸器内科の人工呼吸器管理や、肺炎、糖尿病・胃婁・経管栄養などの方々が入院しています。退院先の検討を医師・看護師・MSW・理学療法士・薬剤師・管理栄養士と共にチームで取り組んでいます。
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回復期リハビリテーション病棟
看護の特徴
回復期リハビリテーション病棟は、2019年にオープンした新しい病棟です。医師、セラピスト、MSWと意見交換しながら病棟づくりをしています。当病棟では、脳神経外科、整形外科で急性期の治療を受けた後、病状が安定し始めた回復期に集中的なリハビリテーションをおこない、低下した能力を再び獲得することを目的にしています。患者さんがリハビリテーションで獲得した「できるADL」を、「しているADL」に繋げていき退院に向けて支援しています。
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血液浄化センター
看護の特徴
甲南医療センターや近隣の医院等から導入期や維持期の患者さんの紹介を受けています。透析は週3回、何年も続く治療であり、患者さんとの関係性が築けるよう日々、カンファレンスをおこないスタッフ間での情報共有をしています。安全で安心のある治療が継続できるよう支援しています。
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外来
診療科
16診療科
看護の特徴
主に、診療の介助やインフォームドコンセントの同席、中央処置室での採血、点滴、処置などをおこなっています。個々の患者さんに対しては、看護外来でセルフケア能力向上に向けて支援し、専門看護師、認定看護師が中心となって「糖尿病療養指導」「糖尿病透析指導」「慢性腎不全看護外来」「小児アレルギー在宅療養指導」をおこなっています。「禁煙外来」「心臓リハビリテーション」でもチーム医療の一員として活躍しています。