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ご挨拶

甲南医療センター竣工を迎えて

5階建ての南館、地上7階 地下2階の本館が2019年6月に完工

新病院の建設には丘陵地を切り開き、2016年4月から構台※を設置する大規模な土木工事が必要でした。これに前後して旧本館など老朽化した既存の建屋を半分切り崩すとともに西側にあった谷川を暗渠にする基礎工事が始まりました。
その後、約3年の工期で5階建ての南館、ついで地上7階、地下2階の本館が2019年6月に完工しました。このような一連の難工事が無事に成し遂げられたのには感動すら覚えます。竹中工務店をはじめ工事関係者の皆さまに深甚なる謝意を表します。目下、9月末の新病院の開院に合わせてPET-CTやIVR-CTなど最新鋭の医療機器の搬入を終えたところです。

  • 構台:運搬クレーンなどの建設機械の作業スペース、工事車両の通行、資材スペース確保に使用する鉄製の頑丈な橋梁

 

「甲南病院」から「甲南医療センター」へと改称

新病院の竣工を記念し病院名を改称しました。新たな時代の新たな使命にふさわしく甲南医療センターになります。病院北側は六甲山が借景となり敷地内の豊かな樹々や屋上庭園の緑が遠近に配されます。となればこのような東灘の基幹病院がどこにあるのか遠くでも分かる標識が必要です。この度、神戸市の厳正なる審議を経て看板の設置が認可されました。風致地区の環境に溶け込み新病院の機能と責務を体現する洗練度の高い看板にする予定です。また屋上や病棟からは紀伊半島から明石海峡がパノラミックに見渡せます。おそらくこの眺望は世界中のどの病院にも勝り、訪れる人の心を晴らし安心安全の医療を補完するでしょう。

甲南医療センター誕生の節目に新しい理念、行動指針に

甲南病院には創立時から画期的な理念があります。営利本位に陥らず全ての患者が名医の治療や手術が受けられる患者本位の医療を追求するというものです。新理念、行動指針はその延長で全職員が新時代にどのような医療を目指すのか、いつも心に刻み自らに問いかける内容にしました。近年、医療では遺伝子工学、AIやロボットなどさまざまな技術革新が進んでいます。しかし、時代が変われど人の手で温かく接することが医療の土台です。全ての職員がいつも忘れず、心技一体で皆さまの心の深くに届く高質の医療を実践したいと思います。

神戸の医療、東灘の医療を担う要でありたい

神戸は開港以来多くの文化人を輩出し近代化の先駆けになりました。とくに東灘は神戸の先頭で多彩な文化を育んだハイカラな地域です。街のそこかしこに文化の薫る旧跡があります。またこの地域には甲南大学、甲南女子大学、神戸薬科大学など知の集積があり、何事もしぶとく吟味する文化力が蓄えられています。当院は2018年11月、アカデミアや行政と協働し優れた医療人材を育て地域の健康に寄与するプラットフォームを立ち上げました。甲南医療センターはこれまで以上に地域の大学、行政と力を合わせ神戸の医療、東灘の医療を担う要でありたいと念願します。そして皆さまが安心してそれぞれの健康を託し、地域の誇りと思えるような病院を目指します。

甲南医療センター 院長 具 英成

甲南医療センターの理念と行動指針

理念

人の手で接する最善の医療を追求し実現します。やがて創設100年を迎える基幹病院として公益と継続を重視し、全職員にて新たな歴史を紡ぎ、誇り高き病院を創ります。

 

行動指針

  1. 心技一体で心の深くに届く高質の医療を実践します。
  2. 不断の救急医療を全職員で全うします。
  3. 地域の医療機関、大学、行政との連携を強化し、総合力のある人材を育成し、絶えず進化する医療を構築します。
  4. 最新機器を整備し、緑と静穏な療養環境のもと、安心、安全なチーム医療を実現します。
  5. 患者・家族の尊厳を守り、 個人情報を厳守します。