皆さんこんにちは、甲南医療センター小児科です。
食物アレルギーは、卵や牛乳、小麦、ピーナッツなどの食品を摂取することで蕁麻疹、咳、腹痛などのアレルギー症状が引き起こされる病気です。原因となる食品や引き起こされる症状の重さは患者さんによって大きく異なりますが、ひどい場合には血圧低下や意識障害を伴うアナフィラキシーショックを起こすことがあります。
食物アレルギーの診断は血液検査だけでは確定できません。これまでの経過をくわしく伺ったり、実際に原因と考えられる食品を食べてみて症状がみられるかどうかを確認する「食物経口負荷試験」を受けていただくことが重要です。
食物経口負荷試験は甲南医療センターでの日帰り入院(一部例外があります)で行っています。入院で検査を受けていただくことで、医師と看護師が常に患者様の状態をみながら、より安全な形で負荷試験を受けていただけると考えています。
これまでは月曜日・火曜日・金曜日の週3回おこなってきましたが、11月からは木曜日も食物経口負荷試験を行います。
甲南医療センター小児科と六甲アイランド甲南病院小児科ではアレルギー専門医3名(太田、平瀨、谷口)が診療にあたっています。
予約外での受診や、アレルギーの病気に限っては高校生以上の患者様の受診も受け付けております。神戸市東灘区、神戸市灘区、芦屋市、西宮市などにお住まいで食物アレルギーにお困りの患者様は、どうぞ当院小児科にご相談ください。