神戸市東灘区の脳卒中医療の中核に
～東灘区第１号の一次脳卒中コア施設に認定されました！～

当病院は、2024年4月日本脳卒中学会から一次脳卒中コア施設として認定されました。これにより、当院は地域の脳卒中医療の中心的な役割を担い、さらに質の高い治療を提供できる体制が整いました。地域住民の皆さまや、医療・救急関係者とともに、今後も迅速な救命・治療体制を強化していきます。

一次脳卒中センターコア施設とは

一次脳卒中コア施設は、脳卒中患者に対して初期対応と専門治療を迅速に行える日本脳卒中学会が認定する医療機関です。認定基準には、救急対応、脳卒中専用の診療体制、医療スタッフの高度な専門性、24時間体制の治療設備、および患者サービスが含まれます。
日本脳卒中学会より一次脳卒中センターの認定を受けた施設の中から、さらに以下の基準を満たす施設が同学会より認定を受けます。

【認定基準】

一次脳卒中センター(PSC)コアは下記の5項目を満たすことが求められる

1. 一次脳卒中センター(Primary Stroke Center: PSC)に認定されていること
2. 日本脳神経血管内治療学会の脳血管内治療専門医と3学会認定の脳血栓回収療法実施医が合計して常勤3名以上であること
3. 血栓回収治療実績が年間12例以上あること
4. 自施設において24H/7Dで血栓回収治療に対応可能であること
5. 脳卒中相談窓口を設置すること

一次脳卒中センター(PSC)コアについて（日本脳卒中学会ホームページより）

兵庫県の一次脳卒中センターコア施設一覧

甲南医療センターの強み

今回の認定により、当院は以下の点で地域の脳卒中医療においてリーダーシップを発揮します。

1. 救急対応の強化
   地域の消防署や救急隊との緊密な連携により、脳卒中患者の搬送から治療までの迅速な対応が可能です。救急車の到着から治療開始までの時間を最短にするためのプロトコルを導入しています。
2. 高度な専門治療
   当院には脳卒中の診療に豊富な経験を持つ専門医が常時在籍し、最新の治療技術を用いた治療を提供しています。急性期の血栓溶解療法や血管内治療、リハビリテーションまでを一貫して行うことが可能です。
3. 地域との連携
   地域の病院や診療所と連携し、早期診断・治療ができる体制を整えています。
   脳卒中後のケアについても、地域医療機関と協力して行います。

地域住民の皆さまへ

脳卒中は「一刻を争う病気」として知られています。
症状が現れた場合、迅速に対応することで命を救い、後遺症を最小限に抑えることができます。当院は今後も、地域住民の皆さまに安心していただける医療体制の強化に努めます。脳卒中の症状や緊急時の対処法についての情報も、当院のホームページやパンフレットを通じて随時提供してまいります。

脳卒中の主な症状（公益社団法人　脳卒中協会ホームページより）

引き続き、地域の救急隊と連携し、脳卒中患者への迅速な対応を実現。地域全体の脳卒中診療レベル向上に貢献しています。

2024年10月1日

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