心不全を予防しよう
心不全とは「心臓が悪いために、息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり、生命を縮める病気」です。
(日本循環器学会/日本心不全学会合同ガイドライン.急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版).2018.)
心臓は、全身に血液を送り出すポンプのはたらきをしています
心臓は1分間におよそ70回、1日に10万回以上、収縮と拡張を繰り返しています
1回に約100ミリリットル弱(コップ半分)1分間で合計約5~6リットルもの血液を循環させます。
心不全の主な原因
これらの疾患により、心機能が低下し、身体に充分な血液を送れなくなった病気(状態)を「心不全」といいます!
心不全の症状
心不全になると、心臓から十分な血液を送り出せなくなるため、血液のめぐりが悪くなり酸素や栄養が行きわたらなくなったり、からだに水分や老廃物がたまったりします。
心不全が慢性化すると、悪化と回復を繰り返しながら徐々に重症化していきます
心不全を悪化させる病気や生活習慣
心不全にならない、悪化させないために
- 高血圧、糖尿病、脂質異常症など生活習慣病に注意しましょう
- タバコは止め、過度な飲酒は避けましょう
- 塩分を控え、バランスの良い食事を心がけましょう
- 適度な運動と睡眠を心がけましょう
- 定期的に受診しましょう
- 薬はきっちり飲みましょう
自己判断で薬の量を変えたり勝手に止めたりしないでください
疑問がある場合は主治医の先生の相談してください - 手洗いやマスクなど、感染症の予防を心掛け、必要な予防接種をうけましょう
- 家庭での血圧測定、脈拍のチェック、体重測定をおこないましょう
こんなことに気づいたら要注意。心不全かもしれません、循環器内科にご相談ください