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廣田省三先生 2020 APSCVIR(アジア太平洋IVR学会)ゴールドメダル受賞

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廣田省三先生 2020 APSCVIR(アジア太平洋IVR学会)ゴールドメダル受賞

廣田IVRセンター長が2020年のアジア太平洋IVR学会 (APSCVIR) のゴールドメダルを受賞されました。本来なら昨年2020年の台北(台湾)で開かれる予定であった総会でメダル受賞式が予定されていたのですが、コロナ禍で本年2月に延期され、この2月にゴールドメダルが受賞されました。

 

このメダルはアジアのIVR(画像下治療)と学会の発展に寄与した医師が毎回2名選出されます。他薦の候補者数名の中から理事会での選挙により決定されます。因みに、廣田先生は満票で選出されたそうです。もう一人の受賞者はAlex Tang先生(マレーシア)でした。日本では過去に5人の元教授が受賞されています(注1)。

廣田先生の略歴を簡単に紹介しますと、神戸大学医学部を昭和53年卒業後、神戸大学助教授を経て兵庫医大主任教授(放射線医学)となられました。画像診断、IVRを専門とされ、特に門脈圧亢進症のIVR治療の第一人者として世界的に活躍され、先生の提唱による胃静脈瘤の血行動態分類はHirota分類として広く利用されています。2012年にアジア太平洋IVR学会会長をされ、その後理事長に、また日本IVR学会長、日本医学放射線学会秋季大会長、日本門脈圧亢進症学会長、日本IVR学会副理事長などを歴任されています。当甲南医療センターには2017年に赴任されています。

 

  • 1 日本の過去の受賞者:平松 京一 元慶応大学教授、打田 日出夫 元奈良医大教授、山田 龍作 元大阪市大教授、松井 修 元金沢大学教授、岡崎 正敏 元福岡大学教授
  • 2 ゴールドメダルのデザインはX線管球にセルジンガー針、ガイドワイヤー、バルーンPTAカテーテルの3つが斜めに並んでおり、その背景はアジア太平洋の地図がデザインされています。インドは加盟国ですが、地図に入っていないと抗議を受けています。
  • メダルを手にした廣田先生

    メダルを手にした廣田先生

  • ゴールドメダル

    ゴールドメダル

  • APSCVIR のホームページに掲載されたGold Medalの記事

    APSCVIR のホームページに掲載されたGold Medalの記事