2019年10月に甲南医療センターが開院しました。
これに伴い我々循環器内科は六甲アイランド病院から甲南医療センターに拠点を移して冠動脈造影検査(CAG)、そして経皮的冠動脈形成術(PCI)を開始することとなりました。
最新鋭の血管撮影装置を導入し、またPCIを行う際には血管内超音波(IVUS)や光干渉断層撮影(OCT)等の血管内イメージングデバイスを積極的に使用しています。OCTはIVUSに比較して画像解像度が高く、また得られる情報も多いため当院においても最近は使用頻度が増加しています。
病態の安定した狭心症の患者様に対しては外来で心臓CT検査、もしくは心臓核医学検査等による評価を行い、適応があると判断した場合には入院のうえCAG・PCIを行います。この場合は2泊3日の入院となります。なお当科では循環器オンコール体制を充実させており、急性冠症候群等の緊急CAG・PCIを必要とする循環器疾患に対しては24時間365日体制で対応しています。
また現場のコメディカルスタッフ(看護師、臨床工学技士、放射線技師、生理検査技師)の水準も高く、我々循環器内科はチーム一丸となって安全で質の高い医療を提供できるように心がけています。