当院の歯科口腔外科では、ご紹介いただいた患者様が安心して抜歯などの治療を受けていただくために、安全を重視した対応を実施しています。
①生体モニターの装着
歯科口腔外科外来で、抜歯など局所麻酔下に処置を行う際には、必ず生体モニターを装着するようにしています。抜歯に対する恐怖心や局所麻酔薬に含まれている血管収縮薬の影響により、処置前後の血圧や脈拍は変動することが少なくありません。生体モニターを装着することで、血圧、脈拍、酸素飽和度がリアルタイムに可視化でき、急なバイタルサインの変化を見逃さずに対応することが可能となります。
②入院下の局所麻酔下抜歯
狭心症、心筋梗塞、不整脈、脳梗塞などの疾患により抗血栓薬(抗凝固薬や抗血小板薬など)を内服されている患者様は、抜歯後の出血が止まりにくいことがあります。歯科口腔外科では、抗血栓薬を内服されている患者様に対し、患者様が希望されれば、抜歯した日に1泊していただいて翌日に退院する1泊2日の入院下の抜歯を行っています。入院されているので、抜歯部位から夜間に出血しても迅速に止血処置を行うことができます。
抜歯に対してご不安やご心配のある患者様は、まず、かかりつけ歯科医院でご相談ください。当院歯科口腔外科へご紹介いただいた際には、安心・安全な抜歯を行うよう努めさせていただきます。