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こどもの頭痛(小児頭痛外来のご案内)

#小児頭痛外来 #小児の慢性頭痛 

頭痛はこどもでも比較的多い症状のひとつです。こどもの頭痛は、程度の軽いものから学業に支障を来たすような程度の強い頭痛まで様々なものがあります。頭が痛いだけではなく、めまい、吐き気、見え方がおかしい、手足を動かしにくいなど、頭痛に伴っていろいろな症状がみられることもあります。思春期に入ると、起立性調節障害などが重なって連日性頭痛に至る場合もあります。片頭痛は30-40代の女性に多いことで有名ですが、初発年齢は7-10歳代に多く、こどもでも珍しいものではありません。こどもの片頭痛は成人の頭痛よりも持続時間が短く、頭の両側を痛がることが多いため、片頭痛として認識されずに頭痛に苦しんでいるこどもも少なくありません。気持ちの問題と言われてしまい、痛くても周囲につらさを訴えることができなくなってしまう場合も見受けられます。

近年、頭痛の病態が徐々に明らかになり、一次性頭痛に特化した新薬も次々と開発されています。頭痛外来の開設も拡がっていますが、小児科の頭痛専門外来はまだ少ないのが現状です。
当院では2004年から脳神経内科に頭痛専門外来が開設されており、2019年からは頭痛に苦しんでいるこどものニーズに応えるために小児頭痛外来を開設し診療をしています。

 

対象

  • 頭痛で苦しんでいるお子さん(原則15歳まで)
  • 頭痛の薬を飲んでも痛みや頻度がかわらない
  • 頭痛薬を週2-3回以上飲んでいる(薬物使用過多頭痛)
  • 頭痛以外の症状もあり、別の病気がかくれていないか不安
  • 頭痛のために学校に行けない、行くことがつらい

・・・・・その他、頭痛に関することなら お気軽にご相談ください。

 

小児頭痛外来について

初診時に、必要に応じて血液検査、頭部MRI-CT、脳波検査などを行います。
症状に合わせて耳鼻科、眼科、脳神経内科、脳外科の受診もご案内します。
通院の際は頭痛ダイアリーを使用し、ご本人が自分の頭痛を自己分析し適切に服薬ができるように指導を行います
小児の頭痛は非薬物的な対応が原則ですが、日常生活に支障を来すようなつらい頭痛が頻回にみられる時には、十分副作用を説明したうえで、お薬を飲んでもらうこともあります。また、頭痛が原因で学校に行くことが難しいお子さんには、頭痛だけではなく総合的に診察を行い、必要に応じてカウンセリングや発達相談、心身症外来と提携してサポートを行っています。

 

診察日時(小児頭痛初診)

完全予約制

水曜日午前

患者様からの初診予約はお取りしておりません。紹介状をお持ちの方は、紹介元医療機関を通してご予約ください。