2019年10月、甲南医療センター開院にあわせ、東灘区をはじめ、灘区・芦屋市など近隣の救急医療を担うべく、救急科は設立されました。
「断らない救急」を基本理念として、東灘区をはじめ、灘区・芦屋市など近隣の救急医療を担うべく尽力して参りました。
開院後、新型コロナ肺炎が広がり、発熱患者様の対応を慎重にせざるを得ない状況に陥り、救急患者の受け入れを制限せざるを得ない状況も生じましたが、なんとか救急診療を停止する事なく続けることができました。
結果、甲南医療センター開院後1年が経過し、救急科を受診されました患者様は、この1年間で延べ14,054人、受け入れ救急車台数は5,496台となりました。昨年度、旧甲南病院と六甲アイランド甲南病院の救急搬送数を合わせた数が約4,000台ですので、甲南医療センターに救急機能を集中してより多くの救急患者様に対応する、という当初の目標は達成できたかと考えます。
まだまだ、コロナ禍は続いておりますが、東灘近隣の救急医療を守り、市民のみなさまの健康についての砦として努めて参ります。
救急科には、多数の患者様が受診されております。なかには一度に多数の患者様が受診されている場合もあります。そうした際の診察は、来院順ではなく、診療緊急度の高い順で行わせて頂いております。救急に来られたのにお待たせをする事もありますが、御理解の上、御了承頂きたくよろしくお願い致します。