甲南医療センターでは、2019年秋から小児科医が常勤となりました!
現在、日本小児科学会の専門医8名(うち女医4名)を含む小児科医で日々の診療にあたっています。
外来部門は、午前の時間帯は熱や嘔吐など急に体調を崩したこどもの診察や、近隣小児科の先生からご紹介された患者さんの診察をしています。午後は専門外来として主に慢性疾患(アレルギー、神経、発達、フォローアップ、内分泌、腎臓、心臓など)の治療や、乳児健診、予防接種、シナジスなど小児科ならではの仕事をしています。
救急部門は、神戸市の小児救急二次輪番病院として急病センターからの転送患者さんや救急車の受け入れをしています。
入院部門は、小児科専用のベッドが25床(うち個室17床)あり、肺炎や喘息発作など外来での通院治療が困難な場合に入院で治療を行います。インフルエンザやウイルス性胃腸炎など隔離を要する疾患、生後2か月未満や好中球減少など易感染の児は院内感染予防のために個室隔離が可能です。
具合の悪いお子さんをご自宅で看病されることにご不安の場合など、無理せず状態の良いうち早めに入院されることをお勧めします。細心の注意や速やかな処置が必要な食物経口負荷試験も日帰り入院などで医師と看護師が十分に観察します。
病棟には病棟保育士が常駐し、急な入院の準備やご兄弟のお世話のため一時帰宅される保護者にかわって短時間の保育をします。
プレイルームや処置室には、かわいい壁紙が施され、ユニークな動物たちが顔をのぞかせています。新生児室には保育器が備えてあり、緊急帝王切開や不安定なお産には小児科医が必ず立ち会い、産科医、助産師と協力して新生児の処置を行います。
専門性の高い検査や集中治療を要する場合には、神戸大学病院、兵庫医科大学病院、兵庫県立こども病院、兵庫県立尼崎総合医療センター、神戸市立医療センター中央市民病院など高次医療機関と連携して診療にあたっています。