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東灘次世代医療人材育成コンソーシアム 市民公開講座(全3回)が開催されました
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2025年6月7日(土)、6月21日(土)、7月5日(土)に東灘次世代医療人材育成コンソーシアム 市民公開講座が開催されました。
概要
東灘区に拠点を置く甲南大学、甲南女子大学、神戸薬科大学、神戸市東灘区医師会、
東灘区歯科医師会、東灘区役所、公益財団法人甲南会で構成された組織です。それぞ
れの施設の特色を活かしながら、病院、大学、行政が一体となって連携し活動を進め
ています。
設立の目的
以下の目的のため、活動を進めています。
・優れた若手医療人材を育成すること
・生活習慣の改善や疾病予防活動で地域医療に貢献すること
・地域の総合力で健康を増進し、人材を育てつなぐこと
テーマ
「知る 備える 行動する ~東灘の地域防災と医療~」
開催日時
【第1回】 6月7日(土)
【第2回】 6月21日(土)
【第3回】 7月5日(土)
すべて14時00分~15時30分
会場
甲南大学平生記念セミナーハウス
〒658-0051 神戸市東灘区住吉本町2-29-15
内容
第1回 6月7日(土)14:00~15:30
「災害時に役立つ調理法、パッククッキングについて」
甲南女子大学 医療栄養学部 医療栄養学科 教授 郡 俊之
災害時は大きなストレスがかかり食事も偏るため、口内炎や便秘になりやすくなります。普段と同じ
味の料理をポリ袋で簡単に調理する方法(パッククッキング)について紹介します。
「知っておきたい 災害時の避難所における高齢者ケア ~災害関連死を防ぐために~」
甲南女子大学 看護リハビリテーション学部 看護学科 教授 松岡 千代
災害時の持病の悪化、災害関連死の予防、高齢者が生活しやすい環境作り、水分・食事ケア、排泄ケ
アについて、お話します。
第2回 6月21日(土)14:00~15:30
「災害が起こると ~30年前の大規模災害の現場から~」
公益財団法人 甲南会 六甲アイランド甲南病院 循環器内科 部長 水谷 和郎
トリアージの言葉さえ浸透していなかった30年前。病院がどう対応したか、そしてそこから得られ
る教訓は何か。兵庫県立淡路病院の当日の記録映像を基に、皆さんが大規模災害に備えて今するべきこ
とを考えていきます。
「大規模災害への対策」
神戸市東灘区医師会 救急対策部担当理事 村田クリニック 院長 村田 成正
東灘区医師会として、大規模災害発生時にむけた対策等について
第3回 7月5日(土)14:00~15:30
「DX駆使による医療界の災害対策や体制 in 2025 と災害時の口腔ケアの重要性について」
東灘区歯科医師会 災害担当副会長 江藤歯科クリニック 院長 江藤 嘉記
災害担当理事 ヌマタ歯科医院 院長 沼田 知香子
自然災害時(地震・風水害・パンデミックなど)におけるSNSやデジタル技術の活用方法とその際
の回線力やサイバーセキュリティの限界、これまでの経験や避難所での声を活かした指示系統体制の構
築について、最新の知見をもとに歯科界での現状を解説します。また、発災後の生活環境は非日常へと
激変します。避難生活の際に後回しにされがちである口腔ケアの重要性と普段からできる習慣づけによ
る災害への備えについてもお話します。
「災害時における保健師活動について」
東灘区役所 保健福祉部保健福祉課 課長(保健担当) 平山 順子
災害発生時、区役所では災害対策本部が設置され、その中に保健・医療の司令塔である保健医療対策
会議が出来ます。保健師はその中で医療機関等情報を収集し、要援護者の安否確認や救護所の立ち上げ
支援、巡回訪問などで避難所の感染症対策や住民の皆さんの健康管理を行います。また能登半島地震の
被災地活動からみた平常時から準備しておくことについてもお伝えします。