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膵がん治療の最前線から – どのような場合に膵がんを疑いますか?

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我が国における膵がんの死亡数は増加の一途を辿っています。他のがんと同様に、膵がんを治すためには、早期発見、早期診断が重要となります。

膵がんの危険因子としては家族歴(第一親等近親者が膵がん)、喫煙、飲酒、糖尿病、肥満、膵疾患(慢性膵炎、膵嚢胞など)、胆石、血液型(非O型)、感染症(ピロリ菌、肝炎)などがわかっています。(膵癌診療ガイドライン2025年版より)

膵がんの症状としては腹痛、黄疸、腰背部痛、体重減少、糖尿病の新規診断・増悪などが挙げられますが、特異的な症状に乏しく、進行した状態で発見されることも多いのが現状です。

膵がんの危険因子をお持ちの方で、上記のような症状がある場合には、かかりつけの先生にご相談いただき、血液検査(血清膵酵素、腫瘍マーカー)、超音波検査などを受けて頂くことをお勧めします。

血液検査や超音波検査で膵がんが疑われた場合には、さらなる精密検査の実施が必要となります。甲南医療センターでは、消化器内科、消化器外科ともに膵がんを含めた膵疾患診療の専門家が在籍しており、専門性の高い検査の実施が可能です。万が一膵がんと診断された場合にも、手術や抗がん剤治療を含めた高度な治療を行う診療体制が整っており、安心して治療を受けて頂くことができます。
膵癌を含めた膵臓の疾患についてご心配なことがありましたら、かかりつけの先生にご相談いただき、当院消化器病センターを受診してください。

  • がん情報サービスより引用

  • 膵癌診療ガイドライン2025より引用(一部改変)