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当院でのオンコプラスティックサージャリーの取り組みについて

#形成外科 #オンコプラスティックサージェリー #乳腺外科 

乳がんの手術では、乳房を全切除することにより乳房の顕著な変形を認めたり、また乳房を温存する乳房温存手術(部分切除術)であっても術後に乳房の変形が目立つことがあります。
乳房は、着替えや入浴の際によく目にする部位なので、その度に乳房を失ったことや乳房の変形を目の当たりにすることになり、乳がんの手術は女性にとってとてもつらく、
心傷つくことです。

そこで、がんを取り残しなく手術する根治的切除だけではなく、術後の乳房の形もできるだけ美しく保つことを目的としたオンコプラスティックサージャリーが、最近の乳がんの
外科治療では注目の的となっています。

当院でも、乳腺外科と形成外科が協力してオンコプラスティックサージャリーを行っています。

さらに当院では乳がんだけでなく、葉状腫瘍のような巨大な良性腫瘍にもオンコプラスティックサージャリーを応用し、積極的に取り組んでいます。2021年10月、当院乳腺外科のこの取り組みを報告した英語論文が国際的な学術雑誌に掲載されました。(論文はコチラを参照ください。)今後、乳腺外科では日常臨床だけでなく、学術活動にも継続して取り組んでいく考えです。