甲南会のプレスセンター /

トップページ   365real   内視鏡検査   大腸がんについて

innovation

大腸がんについて

#内視鏡検査 #大腸がん #消化器内科 

大腸がん(結腸がん・直腸がん)は進行すると、血便(便に血が混じる)、下血(赤黒い便が出る)、下痢や便秘の繰り返し、便が細くなる、腸閉塞(便が出なくなり嘔吐する)などの症状が出ることがありますが、早期の段階では自覚症状はほとんどありません。

大腸がんの発生は生活習慣と関わりがあるとされ、赤肉や加工肉の摂取、飲酒、喫煙、肥満などにより発生する危険性が高いと言われています。家族歴も重要です。

国内において大腸がんは近年増えており、大腸がんと診断される方の数は1年で15万人以上(2019年)であり全ての種類のがんの中で1位、死亡数は5万人以上(2020年)で全てのがんの中で2位(女性では1位、男性3位)と非常に多い数となっています。年代でいうと40歳代頃より少しずつ増えはじめ、高齢になるほど増加します。神戸市も例外ではありません。

下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ、大腸内視鏡)は直接大腸の粘膜を観察し、大腸がんを早期に見つけ出すことができる検査です。また、大腸ポリープの段階で見つけて内視鏡で治療すれば、将来の大腸がんの予防につながります。すでにがんになっていても、早期であればほとんどの場合は内視鏡治療(EMR、ESD)のみで完治を目指すことができます。

大腸がんの早期発見のために、症状がある場合には早めに消化器内科を受診、また症状がなくても定期的に大腸がん検診を受けることが大切です。検査や病気について気になることがあれば、お近くのクリニックまたは甲南医療センターまでご相談ください。

  • 内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)により治癒切除となった6cm大の早期直腸がん
  • 内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)により治癒切除となった6cm大の早期直腸がん
  • 内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)により治癒切除となった6cm大の早期直腸がん

内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)により治癒切除となった6cm大の早期直腸がん