賞の意義、受賞に至った経緯
大学病院で勤務していたころの下記活動が評価されたのではと思います。
- 脳死移植の法制定後、県の移植コーディネーターと協力し、脳死移植(おもに大学病院での脳死判定)の立ち上げ、運用や、地域関連施設への教育・指導に携わってきた
- 兵庫県地域医療活性化センターが、神戸大学と県とで共同設立された際、地域医師(県の助成で医学部を卒業、地方に派遣された若手医師)の教育と指導に参画した
(医師向けのエコー実技セミナーの企画・運営・講師) - 大学病院検査部 生理検査部門に所属していたころ、地域検査技師を対象とした 超音波検査ハンズオンセミナーを企画し、地域検査技師の指導・育成を行っていた
受賞についての感想
このような賞をいただき大変感謝するとともに、多くの卒業生の中から私を選んでいただいたこと、身に余る光栄と感じております。
ふりかえると、受験に失敗し 獣医になる夢がつぶれた私を、新設学部の受験が4月にずれて拾われた事が、神戸大学とのご縁の始まりでした。臨床検査技師という職種を知ったのも入学した後の事でした。
卒業後は、母校の病院で働く機会をいただき、よき仕事・よき先輩・よき環境に恵まれ、人生とは不思議なものだと感じるとともに、
臨床検査技師の仕事をとても誇りに思っております。御縁あり2年前に甲南医療センターに赴任させていただきましたが、生まれ変わり飛び立とうとしている姿は、ちょうど37年前の新築直後の大学病院に入職したころを彷彿いたします。
その時の上司の、”新しい病院も臨床検査技師の価値も 作るのは自分たち!”という言葉が今でも耳に残っています。頂いた賞を励みにこれからも精進し 甲南医療センターの発展に邁進する所存ですので、今後ともよろしくお願い申し上げます。