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ブレスト・アウェアネスについて

#乳がん #乳腺外科 

ブレスト・アウェアネスについて

女性が自分自身の乳房に日頃から関心をもち、大切に意識して生活することを「ブレスト・アウェアネス」といいます。女性のがんで最も多い乳がんの対策のために世界的に広まってきた考え方です。

「ブレスト・アウェアネス」を身につけるために、次の4つの項目を実践しましょう。

 

  1. ご自分の乳房の状態を知りましょう(乳房を見て、触って、感じる)
  2. 気をつけなければいけない乳房の変化を知りましょう(しこりや乳頭からの出血など)
  3. 乳房の変化を感じたら、すぐに医療機関へ行きましょう
  4. 40歳になったら定期的に乳がん検診を受けましょう

 

「え、あの人も乳がんに?」

有名人の乳がん患者さんのニュースや、ご家族やお友達、職場の同僚など身近な人たちが乳がんになったというお話を見聞きすることは多いのではないでしょうか?
実際に最新のがん統計でも、日本人女性で乳がんと診断される患者さんの数は、年間9万人にものぼっています。日本人女性の約10人に一人は乳がんになる時代で、欧米並みになってきています。
一方で乳がんの治療はめざましい進歩を遂げており、標準治療を受ければ、早期がん(ステージ0、Ⅰ、Ⅱ)の患者さんの10年生存率は約90%、診断のときにすでに乳がんの病気が進んでいる進行がん(ステージⅢ、Ⅳ)の患者さんを合わせた全ステージでみても約85%です。乳がん治療を受けながらでも、あるいは治療を終えてからも、ご家庭やお仕事の場で元気に活躍されている患者さんはたくさんいらっしゃいます。
大切な貴女自身のために、日頃からご自分の乳房に意識を向け、健康を保ちましょう。

甲南医療センター 乳腺外科について

甲南医療センター乳腺外科では、ベテラン乳腺外科医と女性乳腺外科医の2人の乳腺専門医による診断・手術・薬物治療を行っています。診断の際は放射線科医や病理診断医と連携して正確な診断を行い、進行・再発乳がんの治療の際には抗がん剤治療の専門家である腫瘍内科医と連携して、治験も含めた最新の治療も行っています。
また、乳がん看護認定看護師も所属しており、治療中のさまざまなご相談に応じます。マンモグラフィーや乳房超音波といった検査は女性技師で行い、乳房の検査を快適に行えるように配慮しています。乳がんのお薬については、薬剤師から副作用や注意点など詳しく説明しています。ソーシャルワーカーからは治療費の支援システムといった社会資源のご案内も行っています。
このように様々な専門家や職種から成るチーム医療を行っています。乳がんになっても、患者さんがその人らしく活躍できますように、チーム一丸となってサポートいたします。乳房に何か異常や不安を感じたら、一人で抱え込まないで、お気軽に甲南医療センター乳腺外科にご相談ください。