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理事長からの挨拶

 平生誠三前理事長の後任として2020年12月13日をもって公益財団法人甲南会の理事長を拝命しました。甲南医療センターの院長は引き続き兼任致します。これに伴い、三枝康宏理事が常務理事に就任し六甲アイランド甲南病院の院長を兼務致します。甲南会は2020年4月1日付けで兵庫県より一般財団から公益財団法人として認可され円滑な移行を成し遂げました。それに相前後して世界中が新型コロナウイルス感染症によるパンデミックに襲われ、経済や市民生活が大きな痛手を受け医療崩壊が危惧される深刻な事態に陥っています。目下、このウイルスは私達が人として喜びや悲しみを分かち合う互いの関係性を軋ませ、社会や経済に大きな影を落とし様々な行動変容を迫っています。

 2019年10月、私達は甲南医療センターを開院し次の100年を担う地域の中核病院として第2の創生を迎えました。その矢先に新型コロナウイルスによる大きな試煉に直面しました。目下の甲南会の最優先の課題は2つです。第一は信頼性の高い感染対策を徹底して職員の感染を未然に防ぎ、安全な診療体制を確保することです。2020年3月以降、多数の病院、介護施設が院内感染によるクラスターを来たし、これらの施設では患者、家族の皆様だけでなく職員の安全が脅かされました。第二は継続性です。甲南会は1943年の甲南病院の創設以来87年の長きにわたる歴史を有します。この間、絶えず医療の質の向上に務め、地域に安心と信頼の医療を届けて参りました。

 しかし、2020年3月には新型コロナウイルス感染の拡大による緊急事態となり、以来、甲南会も他の医療機関と同様に診療活動に大きな影響を受けました。幸運にも3病院2施設とも甲南会はこれまでクラスターを回避し通常診療を維持、継続できました。それはこれまで私達が培った総合力の賜物と考えます。とくに甲南医療センターは急性期医療に特化し院内感染リスクの高い救急医療にもかかわらず2021年を迎えました。この社会を揺るがすような体験は職員が合理的,理性的に力を合わせることの重要性を改めて実感させる出来事でした。これからも感染爆発のリスクが続く中で、甲南会は全職員で心技一体,高い質の医療を追求し、医療安全や職場環境の改善に取り組みます。とは言え、コロナ禍の厳しい日が続く中では、時につたない診療やつれない接遇など芳しからぬご意見があります。これらのご批判に応えられるよう、“誉れの職員”も“今一歩の職員”も互いに自己研鑽に努め、地域の拠点病院として職員一同“心の深くに届く医療”を心に刻み職務に精励する所存です。引き続きどうぞよろしくお願いします。

公益財団法人甲南会
理事長 具 英成