- 看護・介護の理念
人間としての尊厳・権利を守り、各個人の価値観や日常の生活習慣などを尊重し、その人の立場にたった優しさと温もりのある看護・介護を提供し、一人ひとりの心に届くケアを行う。
看護の活動目標
- 退所前訪問に全訪問数の50%以上参加でき、看護師として在宅ケアの指導ができる。
- 年1回以上の外部研修に参加し、伝達講習ができる。
- 人生の終末期にある利用者・家族に対して意思決定を支える看護ができる。
- 利用者の身体観察を強化し入院件数が前年度より減少できる。
介護の活動目標
『質の高いケアを目指し、お互いに声かけ合い協力できる』
1.利用者の意向に沿った個別的な在宅復帰支援ができる。
→指導計画書を作成し、家族指導ができる。
2.在宅復帰超強化型の基準がクリアできる。
退所前の自宅訪問に同行し、リハビリなど多職種との連携を図りチームアプローチが行える。
→15件以上訪問に同行できる。退所までのケアに繋がるようにチーム間の情報共有ができる。
3.安心感を与えられるケアを常に意識し、質の良いケアが提供できる。
コミュニケーションを通じて、その利用者の思いや背景が分かる。
日々の利用者の身体面・精神面の変化に気付くことができる。
家族の面会時に日々の状況や変化などを伝えコミュニケーションが取れる。
余暇の時間の工夫(楽しめるレクリエーションの計画を立てる)をする。
4.介護福祉士として高い倫理観を持ち個々でも基本的な対応ができる。
→責任感を持ち、報告・連絡・相談がきちんとできる。
外部研修に参加し、チーム会で報告ができ、日々の業務にも還元できる。
優先順位を考えて業務の工夫ができる。
施設のご利用状況
通所リハビリテーション(ディケア)(定員30名/日)
概況
一日平均25名前後の方が利用されています。
約3割の方が要支援で、要介護の方の平均介護度が2.6です。リハビリ、入浴、食事そして工夫を凝らしたレクリェーション。ボランティアによる書道、お琴、三味線、アニマルセラピー。毎週水曜日のアロマセラピーなどなど、週間行事も充実しています。また、花見、納涼祭、遠足など季節の行事も企画運営し、職員も一緒に楽しんでいます。
通所リハビリテーション担当職員
看護師:1名
介護福祉士:6名
OT、PT、ST:5名(入所兼務)
短期入所サービス(ショートスティ)
概況
現在22名の方と契約をしています。主に3階フロアーで入所の方々と一緒に生活していただいています。利用状況は一日平均5.3人です。
利用期間は2日から10日間です。
継続して利用いただいていますので「家にいるとほとんど動かないのでココ(ショートスティ)でリハビリするわ」と来所するのを楽しみにしている方々も多いです。
入所サービス
概況
定員は80床です。2階・3階に各40床の居室があります。入所の方々の平均年齢は87.4歳、平均介護度は3.4です。居室の稼働率は短期入所を含めて96%で平均在所日数は251日でした。
私たちは高齢者の方々の自立支援、残存能力の維持やADLの維持向上を図り、生活リハビリテーション(生活活動そのものをリハビリの基礎とする)の考え方を重視した介護を提供しています。また、明るく家庭的な雰囲気と地域や家庭との結びつきを大切に、家族の面会、ボランティア活動との連携、年間行事の充実等にも力を入れています。
入所担当職員
ケアマネ:4名(兼務)
看護師:10名
介護福祉士:25名
OT、PT、ST:5名(通所兼務)
教育・研修
教育目標
- 専門的知識・技術に裏付けられた質の高い看護・介護を実践できる人材を育成し、QOLを高めるケアの提供ができる。
- 人間としての尊厳・権利を守り、施設理念に沿った看護・介護が提供できる。
- 組織の一員としての自覚を有し、積極的に他職種と協働し職務を遂行できる。
教育の方法
- 担当指導者(プリセプター)を中心にした現場教育(OJT)
- 職員の自己目標達成を支援する目標管理の実施
- 施設内研修 1回/月
- 施設外研修参加の推進と費用の補助
- 上級資格・関連資格取得の支援(介護福祉士・社会福祉士・介護支援専門員etc)
施設内研修の様子
この月は危険予知トレーニングを行っています。
救命処置訓練の様子
身体拘束委員会の勉強会- 感染症パンデミックにおけるBCP
- 介護施設に必要な”接遇”
虐待防止研修
自然災害時におけるBCP
褥瘡防止研修
感染対策研修