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平成29年4月より甲南加古川病院の院長に就任いたしました黒田浩光でございます。

甲南加古川病院では平成28年度に大きな転換期を迎え、国立加古川病院時代以来、専門医療分野として診療を行っていたリウマチ、膠原病内科と、甲南会に移管後より開始した人工透析を中心とする腎臓内科の診療を県立加古川医療センターに移行いたしました。これにより病院内の医師、職員、診療科目、稼働病床などが縮小することとなりましたが、リウマチ治療の診療は専門外来、整形外科を中心に、一部継続しております。

整形外科は「人工関節センター」を中心に高度な手術治療を充実した内容で患者さんに提供し、外傷をはじめとする急性期患者の治療を積極的に行っております。また「リハビリテーションセンター」を開設し、豊富なスタッフで術後患者さんの回復、慢性期患者さんの機能回復に計画的に取り組んでいます。
さらに今年度から骨粗鬆症の患者さんや予備軍とされる患者さんに医師、看護師、管理栄養士、理学療法士など他職種からなるリエゾンというチーム医療の取り組みを開始し、高齢者が寝たきりになるきっかけになることが多い、大腿骨頚部骨折などの予防を目指しています。

内科ではできるだけ広い医療分野で、多くの患者さんのプライマリーケアにあたる総合診療内科としての診療を継続するとともに、県立加古川医療センターや加古川中央市民病院とのより密接な連携を通じて、地域に密着した病院としての役割を果たしていきたいと考えています。
平成29年度に病床の一部を地域包括ケア病棟に変更し、近隣の病院から急性期の治療は終えたものの自宅への退院が困難な患者さんを広く受け入れたり、自宅や介護施設で体調が悪くなったり、一時的に介護が困難となった患者さんの短期入院も積極的に進めています。窓口として充実した地域医療連携室を開設しており、何かありましたら遠慮せずに内科外来および地域医療連携室に声をかけていただければ幸いです。

今後も患者さんに「喜ばれる」「選ばれる」病院、「信頼でき安心な医療の受けられる」病院を目指して職員一同、精一杯頑張ってまいりたいと思っております。

甲南加古川病院をどうぞよろしくお願い申しあげます。

院長 黒田 浩光